5日午前、北海道網走市の山林に山菜採りに入った女性の行方がわからなくなり、警察などが捜索を続けていましたが、6日午後、ヘリコプターに救助されました。

 行方がわからなくなっていたのは、網走市に住む70代の女性です。
 警察によりますと、女性は5日午前10時半ごろ、網走市二ツ岩の山林に知人と2人で山菜採りに入りました。
 その際、終了時の集合時間と場所を決めて別れた後、それぞれ1人で活動。

 午後3時すぎになっても女性が集合場所に姿を見せなかったため、一緒に入った人が知人を介して「山菜採りに行った人が下山しない」と消防に通報しました。

 女性は携帯電話を持っていましたが、昼すぎに「道に迷ったかもしれない」と一緒に入った人と別の人と通話したのを最後に、電話が通じない状態でした。

 警察などは女性が遭難したとみて、6日午前6時ごろから約30人の態勢で捜索を続け、午後1時半ごろ、ヘリコプターが発見して救助しました。
 山林で一夜を明かしたため、低体温症の恐れがあるものの、けがはなく、命に別状はないということです。