21日、北海道東部の別海町の牧場で、子牛4頭が死んでいるのが見つかりました。
 子牛はクマに襲われたとみられていて、別海町は牧場に箱わなを設置し、注意を呼びかけています。

 21日午前8時ごろ、別海町の「なかしゅんべつ未来牧場」で、牛舎の中で飼育していた子牛12頭のうち、4頭が死んでいるのが見つかりました。
 また、ほかの4頭もけがをしていました。
 8頭はいずれもクマに襲われた痕があり、近くには幅およそ17センチのクマの足跡が複数残されていました。

 別海町は21日、牧場の敷地内に箱わな1基を設置しました。
 牧場によりますと、22日朝までに新たな被害やクマの痕跡は確認されていないということです。
 別海町や警察などは、クマが再び現場に戻ってくる可能性もあるとして注意を呼びかけています。