4月、北海道名寄でクマの出没が相次いでいるため、名寄市などと警察が、30日、対策を話し合う、緊急会議を開きました。

会議には、名寄市と周辺の自治体、警察が参加し、今後クマが出たときに、安全に駆除する方法などのほか、ドローンから音を出して、クマを追い払うなどの対策が検討されました。

名寄では4月18日から19日に、住宅街にクマが出没して駆除されたほか、25日には中心部から10キロほど離れた場所で、観光客がクマに遭遇するなど出没が相次いでいます。

名寄警察署 米村和信署長
「街の中に出てくると、人のそばを通るので非常に危ない。クマ対策に待ったなしという風に考えている」

名寄市は、ごみの管理を徹底し屋外に放置しないこと、クマの行動が活発になる早朝・夕方の外出を控えることなど注意を呼びかけています。