勤務先の預金口座から、自分名義の口座に現金354万円を送金したとして、北海道小樽市の47歳の元会社員の男が逮捕されました。
 男は、似た手口で120万円を振り込ませた詐欺の疑いでも、先月逮捕されていて、逮捕は2度目です。

 業務上横領の疑いで逮捕されたのは、小樽市にある「昭和製器」の元社員、堀井友二容疑者47歳です。
 堀井容疑者は2021年1月、当時、業務で管理していて会社の預金口座から、自分名義の口座に5回に渡って現金354万円を送金し、横領した疑いが持たれています。
 堀井容疑者は、今年3月、取引先に振り込む際、自分名義の口座を紛れ込ませ120万円をだまし取った疑いで、4月に逮捕されていました。

 取り調べに対し、堀井容疑者は「弁解することはありません」などと話し、容疑を認め「競馬や競輪などのギャンブルに使った」などと供述しているといことです。
 会社は、警察におよそ3億5000万円の横領被害を相談していて、警察は、堀井容疑者にさらに余罪があるとみて調べています。