札幌市保健所は、50代の男性がマダニにかまれた後、脳炎を発症したと発表しました。マダニが媒介した脳炎患者は、これで国内で6例目です。

札幌市保健所によりますと、マダニによる脳炎を発症したのは、市内に住む50代の男性です。

男性は5月中旬、道央圏内で山菜採りに行った際、ダニに脚をかまれ、その後、5月23日に発熱や手足の痺れが出たため、札幌市内の医療機関を受診しました。

医療機関から“ダニ媒介脳炎が疑われる”と連絡を受けた札幌市保健所は、道立衛生研究所に検査を依頼し、今月24日、陽性が判明しました。

ダニ媒介脳炎の患者は、国内6例目で、男性はいまも札幌市内の医療機関に入院中です。

保健所は、草地などに入る際は、肌の露出を少なくするよう呼びかけています。