安定した守備からの攻撃で大手前高松が11年ぶりに優勝!香川1年生大会

大手前高松先発・高坂 心之祐(1年)

<第13回香川県高校野球1年生大会:大手前高松4−0丸亀城西>◇11月27日◇決勝◇津田

 秋季県大会4強チームを準々決勝からのシードに置き、13回目の今年は計23校で香川県の1年生チーム頂点が争われた「1年生大会」。香川県さぬき市の津田球場で開催された決勝戦は、前日の準決勝で尽誠学園に6対3と逆転勝ちを飾った丸亀城西と、三本松を8回コールド、8対1で下した大手前高松が激突した。

 試合は準決勝までの4試合でわずか4失点という大手前高松の安定度が終始光る展開に。1回裏に2死二塁から「低く強い打球を打つことを心掛けていた」4番のチームキャプテン・山口 諒人外野手の中前打で先制すると、4回裏にも2死一、二塁から9番・今井 柚希内野手の右前打で追加点。この2点を先発の高坂 心之祐投手が6.0回を81球4安打6奪三振無四球で守り切り、2番手の藤井 優太投手も3回1安打3奪三振の好投。8回裏にも2点を追加した大手前高松が11年ぶり2度目の大会Vを決めた。

 対する丸亀城西は、先発の右サイド・角銅 寿和投手がインコースを積極的に突き7回2失点の粘投も実らず。打線は7回表1死満塁の好機も生かせなかったのが痛かった。

 その一方で、今大会で指揮を執った丸亀城西・宮﨑 慎也部長が「自分たちで点を取る課題は残ったが、投手がゲームを作れるようになった」といい、大手前高松・金崎 泰英監督が「内野を中心にしっかり投手をカバーできたし、バントなどの課題はあるがバットをしっかり振ることはできた」と大会を振り返ったように、両チームとも冬に向け明確なテーマを得られたことも確か。

 来春センバツ出場が有力視される英明、高松商を夏に倒すために不可欠な戦力の厚みを得るべく、大手前高松、丸亀城西をはじめとする各校は1年生大会の成果を冬のトレーニングへ落とし込んでいく。

(文=寺下 友徳)