画像は2020年3月1日、コロナ感染拡大の中で強行したマツダスタジアム公式戦チケットのシーズン全試合一斉販売の時の様子、販売されたチケットはすべて払い戻しになった

 

「一般ファンへの配慮無に等しい」とカープファン、年間指定席購入者逮捕のマツダスタジアムで、また今年もチケット一斉発売、カープファン倶楽部って何?の声も上がる


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広島東洋カープでは2月25日、ホームページに2021年度 公式戦入場券販売方法をアップした。

昨年は1月22日の時点でマツダスタジアムでの主催ゲームについては2月23日に抽選券を配布し、当選者は3月1日、マツダスタジアム窓口で購入できるとした。



一昨年、カープ球団では「公平」性を重んじて抽選券方式を初めて採用したが、抽選券を求めて数万人が殺到し市内各所で大混乱が生じた。

昨年もコロナ感染拡大の影響が懸念される中で、数万人を対象に抽選券を密集の中で配布し、結果的には販売されたチケットはすべて払い戻しになった。

それ以前も3月1日のマツダスタジアムでのチケット発売を目指し徹夜テント村ができたり、ひとりで500万円以上も購入するなど、カープ球団の販売方式にはトラブルが絶えない。


また年間指定席購入者(都内在住)が先ごろ逮捕されるなど、その販売方法には多くの課題が山積している。


中でもシーズンを通してのチケットを一斉に販売するという特異な方式に対しては改善を求める声が相次いでいるが、カープ球団がファンの声に応えようとする姿勢は見られない。



今年に関してはさすがに窓口販売はなし、となったがまたシーズンを通しての一斉販売方式が続くことになった。先が読みにくいコロナ禍にあっては当然、シーズンを何度かに区切るべきだろう。


さらに、2月24日、カープ球団からファン倶楽部宛てに送られたメールにファン倶楽部会員のチケット購入特典として内野二階指定席(昨季までの自由席)抽選申し込みしかない、と書かれていたことで「抽選には申し込みません、二階席には興味ありません」「ファン倶楽部に魅力ありません」「せっかく遠くから行くのに二階席?」「ファン倶楽部先行って何?」などの声がひろスポ!に届く事態となった。


これを受け、ネット上で検索してもやはり、このコロナ禍にあって全主催試合を一斉発売する販売方式や、ファン倶楽部に対する配慮不足に対してのカープファンの声が多数、アップされる状況となっている。

ネット上での声の一例

カープの運営、一斉販売で呆れたけど 更に1試合最大50枚って何?
ファンを舐めてるの?
金が入ればどうでもいいの?
転売ヤーと繋がってんの?
それとも球団関係者が個人購入して転売でもしてるの?
だからこんなアホみたいな変換ミスをするんですか?



以下、広スタ特命取材班宛てに届いた首都圏在住、E・Tさんから寄せられた声を紹介する。

 

なぜ年間指定席購入者をかくも優遇するのか

 

『ひろスポ!』の記事を拝読。ここに一私見をメール投稿させていただくことをお許し願いたい。

 

現況、観戦チケットを普通に購入するのにあまりにハードルが高すぎること、それが一般ファンへの顧慮が無に等しいことに最後はつながっていくことを問題視するものである。

 

元凶は年間指定席購入者を優遇する割合が高く、その権利も半永続し、地元志向の優先も一向に改善されず、結果として重きを置かれていない一般ファンへ配慮が回らないところにあると見ている。

 

 

カープの歴史を顧みれば確かに地元広島がそもそもの基盤になっていることはもうよくわかる。

地元の企業や大口のスポンサー等からこれまで破格の恩顧を受けてきた経緯も十分理解できる。

 

ただ、今の時代は昔とは違う。

カープは堂々たる人気球団になった。

全国にファンも散らばり、広島に縁がなくてもカープを応援しているファンも多い。

少なくとも閑古鳥が鳴いていた頃と今とは違う。

現在の広島駅近に移転して集客力は旧市民球場時代とは比較にならないほど上がった。

黒田・新井両選手の回帰、3連覇と応援に行こう、試合が見たいと思う人は県内外に因らず格段に増えた。

そこを検証・検討せず、昔ながらのやり方で固執しているからこうなるのではないか。

 

 

無事にチケットを確保するためにみな何かしらの努力を払って応援に行く事前準備をする。

年に一度の一斉販売。情報に乗り遅れたり、抽選で外れたり、オンライン操作でうまくいかなかったりして取れない悲哀もたくさんファンは味わっているだろう。オンライン操作に不慣れな方にはなんともきついことだ。

わかってはいても最後の手段で高額の転売チケットに手を出すことも中にはあるだろう。

 

他球団で販売されるチケットの場合、取るのにカープほど苦労することはない。

個人的にはベイスターズの取りにくさを今少し感じ出した。

それは球場全体の座席配分がホームチームの応援に傾いてきているから。

いずれハマスタもマツダのようになっていくかもしれないし、横浜地元志向も強いが、まだカープほどではない。

五輪に備えて収容人員増に貢献する新たなウイング席も導入した。

間違えてもカープのように微妙な「ユッタリーナ」などという席は設定しない。

 

それは横浜か地方都市の広島かの違いもあると思う。

広島にとって確実に収入が見込まれ、確約・確定できる存在の「もの」や「人」は何より大きい立ち位置を占める。

大袈裟にいえば、企業やスポンサー、年間指定席購入者は「上客」。

正直、この3点セットがあれば、まあ大丈夫と思っているだろう。「市民球団」を標榜しておきながら。

いつこのような高を括った態度に変わっていったのか。たる募金をしたのは、選手が販売する鉛筆を子どもがお小遣いで買ったエピソードはもはや笑い話か。

 

そんな扱いが続けば、ファン離れも加速する・・・といいたいところだが、カープを好きで応援している人々はよほどでない限りチームを嫌いになったりはしない。そこを見抜いているから球団は虐げるようにこうするのか。

ファンの思いや気持ちを大事に球団創設時の苦労を忘れることなく、いつまでもファンに応援される球団・チームであってほしいと思う。そのために球団経営でなすべきこと、優先的に取り組むべきことはあるだろう。

 

実際転売等を厳格に取り締まることはなかなか一筋縄ではいかないことだと思っている。

しかし、対策への努力はすべきだし、全く何の改善も対処もしないようではいかがなものか。

断固たる処分を下しても球団の評価を下げはしない。今のままでは何もしない球団という汚名のみは付く。

 

年間指定席保有は「既得権益」になっている。金券ショップに言い値で売っているではないか。

あるSNSでは球団にその旨メールしたものの、結果、一顧だにされず、スルーされたというコメントも目にしたが。

他の球団はカープほどシーズンシートの客を優遇していないと思われる。

毎年契約・権利は白紙にして新規募集をその都度かけているはず。その数だって調整は可能なのではないか。

 

マツダスタジアムの実質最大約30000人収容として、内、年間指定席保有者がだいたい8000人台と聞く。

一般観客には目に見えない別口もあるだろうから元々のキャパが限られた中で一般に割り当てられる分の争奪は大変だ。

 

年間指定席の保有が悪いわけではない。ここをもっと見直して割合を変えてほしい。今はファンも球場に来る。

来場者が少なくて経営に窮するということにはならないはず。

シニアや友人同士で観戦に来るジュニアファンのために一部無料や招待等の配慮は席に今後も必要だとは思うが、やり方と扱いを根本から見直し、より多くのファンが恒常的に安定して観戦できる体制を整えてほしい。

 

今日からOP戦のチケット一般発売が始まった。来週からはFC会員対象の公式戦先行抽選販売が始まる。

それも今年はいくらコロナ禍にあるとはいえ、内野2階旧自由席の指定席化で、そこのみの販売。

今後一般にチケット販売が始まっても購入できる席は決められ限定された席で、1階内野指定席は不可能。

1階は全部年間指定席購入者及び関係者が占める。

 

これほど一般ファンに優しくない、冷たい、軽んじられる販売の仕方は実際異常だ。

 

以 上

 

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広スタ特命取材班

さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で、田辺一球、スマホで検索!