画像は湯崎知事の始球式、すでにその前日、広島県は3カ月半ぶりに感染者が60人となっていた

 

 再び緊急事態宣言の広島県、12球団最多入場者のマツダスタジアムどうなる?湯崎知事は暢気に?始球式、広島球団は朝から留守電対応


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対策に手をこまねいてきたマツダスタジアム、再び緊急事態宣言再突入−

 

政府は5月14日午前10時までという早い段階で、新型コロナウイルス感染症の基本的対処方針分科会(尾身茂会長)の中で、北海道、岡山県、広島県に緊急事態宣言を発令する案を諮り、了承された。

 

午後から新型コロナ対策本部を開き正式決定する。

 

当初、広島は群馬、石川、岡山、熊本の4県とともに、緊急事態宣言に準じた措置がとれる「まん延防止等重点措置」の対象地域に追加する案だった。

 

しかし、すでに5月10日の段階で、広島県の湯崎知事は感染拡大の傾向が同様に確認されていた岡山県の伊原木知事とオンラインで会談し、政府に対し緊急事態宣言の発出など感染防止のための追加対応を求めていく動きなどを見せていた。



 

広島では、大型連休明けの5月6日、4都府県の緊急事態宣言延長が決まったそのタイミングで広島市役所庁内でのクラスター発生が報告された。同時に県内感染者数が1月8日以来の100人越えになった。

 

広島県では8日から6月1日までを「外出半減」を求める県独自の集中対策期間としたが、8日には県内過去最多の181人の感染が判明。広島市は前日の55人から倍増の109人と記録的な増加となった。

 

この間、広島で17日、18日に予定される聖火リレーの公道での実施がなくなり、それに合わせて来日する手はずとなっていたIOCバッハ会長の広島訪問もなくなった(来日は調整中)。

 



ところでこんな事態になることはある程度わかっていても、一度決めたことはやらないと気が済まないようだ。

 

札幌市では5日、五輪マラソンテスト大会を実施。大会組織委の橋本会長は「成功裏に終えることができた。東京大会のマラソンは非常に成功するのでは…」とコメントした。

 

その姿は敗戦確実となり「新型爆弾」2発を落とされなお「本土決戦」を叫び、町内の集まりなどで人々にその心得を説こうとした8月15日直前のこの国にそっくりだ。



 

広島県も他道府県のことは言えない。

 

湯崎知事は連休頭の4月29日、マツダスタジアムであった広島−DeNA戦で始球式に参加している。

 

この日すでに県内感染者は76人で急激に増加する傾向にあった。それなのにマツダスタジアムでは普通に飲食販売が行われ、アルコール類の販売にも何の規制もかけられていなかった。コンコースは「密」の典型で、それをチェックする担当者もいない。


スタンド風景もおかしい。他球団の本拠地に比べて、配席が明らかにいい加減だ。「密」どころか「過密」になっている。

 

この日のマツダスタジアムには今季の中では3番目に多い16,396人の集客があったと発表(あくまで発表数)されている。

 

コロナ禍の昨季、12球団最多の集客を記録した広島は今季もここまで291,363人を集め、2位のソフトバンク(266,322人)に大差をつけている。



 

そこで問題になるのは今後、どうなるか?だ。

 

広島はカープファンに根強い反対の声を押し切り、コロナ禍にあるにもかかわらず、今季も全マツダスタジアム開催分のチケットを売り切っている(表向きは…の注釈がつくが)

 

メディアも球団に忖度して、この大問題について追及してこなかった。

 

5月9日の中国新聞には「コロナ県集中対策初日」「平和公園は閑散」の見出しとともに「カープ変更なし」の見出し。

 

その中で、マツダスタジアムの場合は「全席が完売」しており、「集中対策」は「5月11日までに販売したチケットは適用されないため、今後も上限1万6500人の入場制限に変更はない」としている。

 

事実はそうだが、それだけで終わり、というのはマスメデァイの役目ではない、そんなことを続けているとどうなるか?まさに今回はその典型例だ。



 

驚くことに14日午前10時を過ぎても広島東洋カープの複数番号の連絡先は「せっかくお電話いただきましたが現在営業しておりません」と14日正午になっても(加筆)“留守電”になったままである。何の準備もしてこなかったのか?

 

マツダスタジアムでは今季、ここまで1万6500人の上限を維持する以外には目に見えて分かるような対策をほとんど講じていない。球団HPひとつとっても、他球団が積極的にコロナ対応を進めているのに、広島のそれは皆無に等しい。

 

本来であれば、とっくの昔にマツダスタジアムのコンコースでPCR検査を展開するなどコロナに対して積極的なアクションを見せてこそ、の市民球団。それが緊急事態宣言直前まで、自分たちの売上ばかりに躍起になっているその姿…

 

これまで他球団ではアルコール販売中止やチケット販売・払い戻しの細分化など様々な対応を続けている。


こうした対策はその都道府県の置かれた状況に応じて任意に適切になされるべきものだ。

 

マツダスタジアムではさっそくきょう14日からDeNA戦が組まれている。外出半減を求める中で1万6500人ナイター?

広島球団はどうやってこの矛盾に溢れた状況を乗り切るつもりなのか?

それともいつものようにまるで他人事のような顔で切り抜けるのか?

今度のマツダスタジアムから目が離せない。

広スタ特命取材班


さらに詳しい情報は、2000年10月よりカープをウオッチングし続けている(一日も休まず更新中)携帯サイト「田辺一球広島魂」で。田辺一球、スマホで検索!