画像は移動日の朝練習で上空には秋のうろこ雲、”女王の翼”で、どこまで羽ばたくことができるか…

 

サンフレッチェ広島レジーナ、実りの秋へ、ツワモノ揃いの美人(ベレーザ)たちが待ち受けるアウェー戦を前に、中村伸監督「勝って帰るんだよ、という話をしました」


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サンフレッチェ広島レジーナは9月24日、2021-22 Yogibo WEリーグ第3節、日テレ・東京ヴェルディベレーザ戦を翌日に控え、広島市安佐南区の広島経済大学フットボールパークで最終調整した。

 

 

練習途中、上空にはうろこ雲が広がった。いわし雲とも呼ばれ、上空の高いところに発生する。女王の翼でどこまで上を目指すことができるか…

 

 

WEリーグ開幕戦、アウェーでちふれASエルフェン埼玉相手に3−0勝利を収めたサンフレッチェ広島レジーナは前節、”大観衆”のホームゲームでマイナビ仙台レディースに0−2のスコアで敗れた。

 

ゼロからスタートしたチームが、新リーグスタートに向け様々な補強を進める相手に勝つのは容易なことではない。

 

しかも、今回第3節の相手は、1980年代の終わりから国内女子サッカーの先頭を走り続け、なでしこリーグでも2015年から19年まで5連覇の偉業を成し遂げたあの「ベレーザ」、WEリーグ初代優勝候補の一角だ。

 

 

ただ、開幕戦では、なでしこリーグラストシーズン女王の三菱重工浦和レッズレディースにホームで1−2負けを喫し、多少歯車が狂った可能性がある。

 

 

前節、AC長野パルセイロ・レディース戦もスコアレスドローで勝ち点1。

 

 

そこで敵地、味の素フィールド西が丘(東京都北区)に乗り込む中村伸監督に「勝ち点取って帰りたいですね」と聞いてみた。返ってきた答えは「勝って帰るんだよ、という話をしました」だった。

 

以下、中村監督インタビュー

 

−準備はいかがでしょうか?

 

「まずは自分たちで高めるところに対して、それと試合で出てくるところに対してしっかり、いい準備できているかなという感じです」

 

−ホームゲームは残念な結果でしたが、簡単に振り返っていただけますか。

 

「入りのとことで、特に前半プレッシャーを感じて少し、普段自分たちがトライしていることの数が少なかったかなという印象ですけど、90分トータルで考えたら後半、勇気持ってトライしてくれました。結果的には得点を奪えず、そのまま0−2っていう敗戦はほんと悔しいですけど、トライしてる部分や90分トータルでコーディネイトしていく部分はしっかり表現してくれたと、ゲームの作り方としてはよくやってくれたと思います」

 

−トータル的なところでは後半、メンバー交代していい時間帯を作れました。

 

「替わって入った選手もそうですけど、ああいうパフォーマンスを出すことについては普段のトレーニングでメンバー外の子たちもしっかり表現できるようにしてくれているんで、全体でやれている証拠かな、と思います」

 

 

−さて、第3節です。相手の名前に「圧」を感じてはいけないのでしょうけど、そのへんは監督さんと選手の間ではどんな話を?

 

 

「当然力のある相手ですし、歴史のあるクラブです。それを踏まえて、覚悟してプレーしますし、この前のゲームのように相手の時間帯って言うのは絶対に出てきます。そこをいかにうまく我慢しながら、自分たちの流れを引き寄せた中で、トライできる部分をチームとして積極的にやっていけるかどうか。相手云々もありますが、まず自分たちが何ができるか?相手の出方を見てどうトライするか、が大事になってくるので、そのへんは勇気を持ってプレーしよう、という話はしました」

 

−日テレ・東京ヴェルディベレーザもチーム再構築の中にあり、どこかに隙があるかも?とも思うのですが、勝ち点取って帰りたいですね。

 

「そこにはもう強いこだわり持ってやらにゃあかんよ、という話はしてるんで…。さっきも(練習終わりの円陣で)最後に締める時に勝って帰るんだよ、という話をしました。ほんとにそこは、勝って帰りたいなと思っています」

 

−最後に監督さん、ご自身、WEリーグ開幕で新たな日々が始まりましたがどんな感じですか?

 

「一言で表現するなら充実してます。トレーニングに関しては選手たちがこっちの想像を超えるぐらいやってくれてますし…。公式戦がやってくるという緊張感もある中でいい雰囲気でやれてるので、それをもっともっと高めて行こうと思ったら、結果も大切なので勝つことでうまく自信につなげていけたらと思っています」

 

日テレ・東京ヴェルディベレーザ(東京都稲城市)
1981年創設。なでしこリーグ優勝17回、皇后杯優勝14回。リーグカップ優勝6回、AFCクラブ選手権2019年(韓国)優勝、来年創設40年。
クラブの変遷…読売サッカークラブ女子ベレーザ→読売日本サッカークラブ女子ベレーザ→読売西友ベレーザ→読売ベレーザ→NTVベレーザ→日テレ・ベレーザ→日テレ・東京ヴェルディベレーザ
監督は竹本一彦、ヴェルディ女子部門のゼネラルマネージャーからWEリーグスタートにあたり就任した。妻は8月をもって日本女子代表監督から退いた高倉麻子氏。