画像は広島商、優勝記念プレート左端に10枚目の空白…


センバツ出場校発表、広陵は超スラッガー1年生ら擁し「明るい」野球で頂点目指す、広島商は10枚目の全国優勝プレートに挑む


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94回目を迎える今年のセンバツ高校野球(3月18日開幕)の選考委員会が1月28日、オンライン形式で行われ、出場32校が決まった。一般選考29校(神宮大会枠1含む)、21世紀枠3校。

 

 

中国地区からは広陵、広島商の広島勢と倉敷エ(岡山)が選ばれた。

 

去年秋の中国大会で優勝した広陵は3年ぶり25回目の出場。投打とも戦力が充実しており、2003年第75回大会以来、19年ぶり4度目の優勝を目指す。

 

 

自身3度目の春王者を目指すことになる中井哲之監督は「ほんとに嬉しいですね。下級生と上級生が仲良く競争しているので、今からまた競争が続いて伸びしろもあるので楽しみ。明るさのある、何でこんなに楽しめるんだろうという野球がしたいです」と話した。

 

 投打ともに充実した戦力を整えつつある広陵だがメディアは1年生の四番、「ボンズ」こと広島市出身の真鍋慧(まなべ・けいた)をクローズアップ。注目度が大きければ大きいほど、チームとしても士気が高まる。「打点」で存在感を示したい主砲の前にどれだけ走者を出すことができるか…下位打線から上位へのつなぎ方がカギになる。



広島商は20年ぶり22回目の春切符。広陵とのアベック出場も20年ぶりで5回目となった。広島スポーツ100年の視点からすれば、価値観も時代背景も教育現場のあり様も野球そのものも大きな変化を遂げる中にあって100年以上の歴史の積み重ねを経て今に至る両校が揃ってセンバツの舞台に立つことは意義深い。

 

 

広島商の荒谷忠勝監督は「本校のOB、諸先輩方が築き上げた財産を活かしながら、植松キャプテンを中心にこの子たちの今の広島商野球をしっかりできるようにがんばっていきたいと思っています」とマイクの前で力強く語った。

 

春1回、夏6回の甲子園制覇に国体も含めると広島商の全国Vは9度を数える。創部123年の伝統校の重みを窺い知ることができる正門そばの石碑には1988年夏優勝の9個目記念プレートがはめ込まれて以来、10個目が空白のままになっている。広商野球の何たるかを大舞台で存分に披露することができれば、大正から昭和、平成、令和に至る挑戦の最初の目標を達成することになる。(広島スポーツ100年取材班&田辺一球)