ソフトバンク戦初先発の森下3発被弾で広島交流戦最下位キープ+得失点差ダントツワースト、一度後手に回ると上から目線で見られる、それが交流戦の掟…


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5月28日●1−11ソフトバンク  福岡PayPayドーム
通算51試合26勝23敗2分け、首位ヤクルトに4・5差、2位巨人に2・5差の3位
交流戦5試合1勝4敗でオリックスと共に11位
14時開始・2時間45分、35,544人
相手先発 大関〇7回5安打1失点
本塁打 −

 

一番センター野間
二番セカンド菊池涼
三番レフト西川
四番ファーストマクブルーム
五番サード坂倉
六番ショート小園
七番DH松山
八番キャッチャー磯村
九番ライト中村健
ピッチャー森下●(10試合4勝2敗)5回3分の2、105球8安打9失点(自責8)
薮田
ターリー

 

広島は今季最多失点、10点差負けもワーストの完敗。首位ヤクルトまで4・5差となりこれまた今季最大差(これまでは3・5)となった。

 

この結果、広島は交流戦1勝4敗でオリックスと同率最下位に固定されたたまま…。ただし得失点差−24はダントツの悲惨さで、一度躓いたら相手から袋叩きにされるケースが多い、交流戦の掟に従えばすでに危機的状況を迎えたと言えるかもしれない。

 

広島は交流戦開幕3連戦でロッテ相手に床田と九里で勝てず、遠藤で1勝を拾ったかっこうになった。

 

しかし、本拠地で構えるソフトバンクには大瀬良に続いて森下をぶつけて、ともに似たようなパターンでワンサイドにされた。

 

初戦の大瀬良は5回104球8安打5失点。ソフトバンク相手に初めて投げたこの日の森下は5回3分の2,105球8安打9失点…

 

今宮をコロナ濃厚接触の疑いで欠くソフトバンクは牧原を二番に組み込み、2戦とも打順を固定して右打者は四番グラシアルと九番だけ。初戦は九番甲斐でこの日はプロ初スタメンとなった4年目渡邉が九番に入った。4日前に初めて一軍に呼ばれたばかりの育成出身21歳捕手はDeNA戦で3度打席に立ったのみ…(結果は3の0)

 

初回、上々の立ち上がりを見せた森下は二回、そのソフトバンク打線につかまった。

 

先頭のグラシアルに、ライトフェンスの一番上に当たるシングルヒットを許したのが”悲劇”の始まりだった。

表情は変えない森下だが、この1球で心拍数がイッキに上がったはずだ。スタンドには森下の地元大分からや知人らが大勢、応援に駆けつけてくれていた。立派に成長した姿を見てもらわないといけない、下手なことはできないと思うと余計に力も入るだろう。

続く中村晃は第1戦の大瀬良から初回に先制打を放っていた。そのバットコントロールをかわすのは難しい。ボールカウント2−2になって真っすぐ勝負。高目に浮いた151キロはセンター左へ打ち返された。

明石に送りバントを決められて一死二、三塁。打席は大瀬良の初球カーブを適時打している柳町。ここは真っすぐ4連投になった。ところが4球目が相手の背中の遥か後ろを通過した。タイムリー暴投。いつもの森下ならこんなシーンはありえない。

この1球で自滅への扉が開いた。試合展開上は1−1同点になっただけ。しかし内心“動転”は明らかで案の定、次に投じたアウトローのツーシームを同級生の柳町にレフト前適時打された。

場面は一死一塁となって打席に周東。その2球目で今度は柳町に走られた。動揺は広がり周東に投じた8球目のカットボールが右膝あたりを直撃した。

そして渡邉。ここでやっと初球にカーブを投じてストライク。2球目、アウトハイへの150キロを逆方向のレフトホームランテラスに持っていかれた。

取り返しのつかないこの一発に続いて二死から牧原にも2号ソロを許した。初球が真ん中に入って完璧に振り切られた。

四回、一死無走者で再び渡邉陸。まるでビデオでも見ているかのようにレフトホームランテラスに運ばれた。カーブとチェンジアップを交えながら低目を意識して投げたが、最後にアウトハイの148キロを叩かれた。(ひろスポ!田辺一球)


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