画像は日本サッカー協会の宗政潤一郎常務理事(左)から大しゃもじを送られて笑顔の森保一監督

 

11月21日、カタール・ワールドカップ開幕まで4カ月を切る中、広島市中区のホテルで「サッカー日本代表 森保一監督を激励する会」(世話人代表:広島県サッカー協会 古田篤良会長)が7月1日にあった。

 

新型コロナウイルス感染防止のため来賓者数が絞り込まれたが、それでも地元企業や団体、放送局関係者、広島県サッカー協会関係者などおよそ120人とメディア関係者およそ40人が集まった。

 

来賓あいさつでは、岸田文雄首相秘書の岸田翔太郎氏代読に続き、湯崎英彦県知事、松井一實広島市長、広島商工会議所 池田晃治会頭が森保一監督を激励した。

 

その中で湯崎英彦知事は「できればほんと決勝戦まで行って欲しいですよね!私はそういうことが森保監督ならできるんじゃないかと感じています」と決勝進出をリクエスト。

 

森保一監督もあいさつの中で「ベスト8に行くということは、優勝も狙える層に入っていくことだと私自身は考えています」と日本代表としてカタールに挑む心意気を高らかに宣言した。

 

また”広島サポーター”を代表して日本サッカー協会常務理事で、マツダサッカー部時代に森保一監督とともにピッチに立った宗政潤一郎氏から、「カタールまで持ち込んでもらえたら…」と宮島の大しゃもじが贈られた。

 

この日の模様はケーブルテレビのちゅぴCOMで7月9日、10日に紹介される。また広島県サッカー協会HPの動画でも7月11日より視聴できる。


 

森保一監督あいさつ(前半)

みなさんこんばんは、いつも応援していただきありがとうございます。現在、日本代表の監督をさしていただいている森保一と申します。きょうこの会を開催していただくことをほんとにありがたく思っています。と言いますのも、私はサンフレッチェを辞めたあと日本サッカー協会の方で仕事をさせていただくということになって広島を離れて東京で生活しております。その中でこうやって広島の方々が激励会を開いてくださるということ、なかなか広島に戻ってこれない中こうやって時間を割いて来てくださることをほんとに嬉しく思います。みなさんに感謝申し上げます。ありがとうございます。

 

この会を開催する前に、電話が野村尊敬さんの方からかかってきまして、予選突破おめでとう、最近何しとるんかいのう?激励会はどこかやってくれとるんか?という声をかけてくださって、予定はないのですけど…という話をしたら、広島が一番だから絶対、先にほかのところを入れるなと言われました。そして尊敬さんと古田さんが話をしてくださって、広島でこうやって広島県サッカー協会の方々が中心になってこうやってこういう会を開いていただき、ほんとにありがとうございます。

 

そして湯崎知事、松井市長、池田会頭、すてきなコメントをしていただき、ありがとうございます。ここにおられるすべての方々にお名前をお呼びしてごあいさつさせていただきたいところですが、すいません、ごあいさつできないことをほんとに申し訳なく思います。

 

しかしながらみなさんに感謝の気持ちを持って、この時間を一緒に過ごさせていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。

 

そして岸田首相にもコメントを寄せていただき、ありがとうございます。代読もかなりプレッシャーがかかると思いますけど、ほんとに素晴らしいなと思ってました。

 

まだまだ、カタールワールドカップに向けて結果を出した上でこれまでやってきたことを評価していただく、そしてそこがゴールになると思っていますが、アジア最終予選を突破して、最初の難関で最低限の結果をお届けできたというふうに思っています。

 

その結果を出すのにいろいろな方が支えてくださいました。岸田総理、実がワールドカップ出場が決まるオーストラリア戦の前に、官邸に呼んでいただき激励をしていただきました。その時に「国民、みんな応援しているから、頑張って来て欲しい、そして結果を出して喜ばして欲しい」というほんとに温かいメッセージをいただきました。そのことでやる気にもなりましたし、選手にも伝えさせえていただき、すごくいいパワーになったことを改めてここで申し上げます。お父様に、岸田首相にお伝えください。

 

今回の最終予選を突破できたのは日本の総合力だと思っています。私がこうやって激励という形でこの場に立たせていただいていますが、日本のサッカーファミリーの総合力の勝利だと思います。最終予選のスタートで躓いていろいろあった中、政府のみなさん、中央行政のみなさんには準備段階でいろいろな親善試合を行わせていただき、広島でもオリンピックの試合でしたけど、オリンピックからA代表につなげるコロンビア戦を開催していただきました。その中で政府のみなさんにも、コロナ禍でまだ外国人を受け入れていない中、我々がホームで試合をするために、入国許可をいただいてホームで対戦国を受け入れることができました。サウジアラビアや中国ともしアウェイで戦っていたら、最終予選突破のご報告ができていなかったかもしれません。

 

ここは広島ですけど、最終予選は埼玉県の埼玉スタジアムで、1年間改修工事でスタジアムを使用できないと言われている中で、最終予選の歴史は埼玉スタジアムに詰まってる、と。そしてその経験の中で戦わせていただきたいということをお伝えしたところ、工事を延期してくださって埼玉スタジアムで試合をさせていただくことができました。そういうみなさんの協力があって我々が勝つ確率を上げていただき、勝利することができました。

 

ここにはサッカーに携わっておられる方がたくさんいらっしゃいますが、日本のサッカーの層の厚さで我々は勝つことができたと思っています。予選を戦っていく中で、当然アクシデント、不測の事態、想定外は起こります。選手がケガで招集できなかったり、コロナで招集できなかったり、いろいろな事情で招集できなかったりという中で、固定の選手だけで予選を勝ち抜こうと思っていたら勝てなかったと思います。日本全国、各地のチームの指導者の方々が普及育成、選手を育ててくださって、多くの素晴らしい選手を輩出していただき、代表トップにつなげてくさったことが、ケガで誰かが欠けてもコロナで来れなくなっても、ほかの選手が入っても必ずチームが輝く、チーム力が落ちずに結果を出せるということにつながったと思います。

 

地域の指導者の方々には、日ごろボランティアで働くことがたくさんあると思いますけど、そういう努力は我々A代表につながっているということをこの場でお伝えさせていただければと思っています。みなさん、ほんとにありがとうございます。

 

そして、みなさんがお聞きしたいと思っているのはおそらくここから先のことだと思います。ワールドカップで我々がどう結果を出すか、私自身はこれまでの日本サッカーの歴史はベスト16が最高だったところを、そのベスト16の壁を越えてベスト8以上に行くということをお話させていただいています。

 

ベスト8って中途半端な目標ではなって思われている方もひょっとしたらいると思いますけど、ベスト8に行くということは、優勝も狙える層に入っていくことだと私自身は考えています。その時のいろんな状況、条件でバスト4,決勝、その先の優勝のトロフィーも掲げる、その層に入っていくことが大切だという現実的な話をさせてもらっています。


今の日本代表の選手のレベルを考えると、国内でも素晴らしい活動をしている、海外に出て世界の舞台で活躍している、ブラジルと戦ってもスペインと戦っても、ドイツと戦っても自分たちは五分五分に戦えるという戦いをしてくれています。そういった意味で、目標をわざわざ高く設定するよりも自分たちが持っている力を自然と発揮すれば、今まで日本サッカーが破れなかった壁を自然と破れるというふうに思っています。

 

そういう意味では素晴らしい選手が揃っていて、私が何か自信を持って言えるというよりも、選手たちの普段の戦う姿勢であったり実力を見させてもらって自信をもらっています。

 

みなさんが喜んでいただける結果をワールドカップの舞台で出して、またご報告できる日が来ると嬉しいなと思っています。

 

最後になりますが、こうして私がこの場にいられるのも広島のみなさんに育てていただいたおかげです。監督経験もサンフレッチェで初めてさせていただきました。久保会長がサンフレッチェを代表して来てくださっていますが、広島での選手、指導者、監督経験がなければ、この場に立つことはできませんでした。経験させていただき、ほんとにありがとうございます。

 

広島のみなさんのこれまで応援してくださったエネルギー、パワーを持って、日本代表として世界と戦って結果を出したいと思います。きょうも楽しい時間を過ごしたいと思います。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。

 



森保一監督あいさつ(後半)

みなさん、きょうはこのような盛大な会を開いていただきありがとうございます。先ほども長々と話してしまいましたが、こうして

みなさんの顔を見させていただいて、感謝という言葉が一番浮かびます。みなさんに、広島で人として選手としても、指導者としても育てていただいたことに改めて感謝申し上げます。きょうみなさんからこれまで教えていただいたことを、そしてきょうみなさんからいただいたエネルギー、激励のセールを胸に刻み、ワールドカップで世界に挑んでいきたいと思います。そしてワールドカップでは日本サッカー歴代最高の成績、ベスト8以上の記録を絶対に掴み取りたいと思いますので引き続き応援よろしくお願いいたします。

 

 

湯崎英彦知事の激励の言葉(抜粋)

紆余曲折がこの4年間あったんじゃないかと思います。その間、いろいろ言う方もいらっしゃったんじゃないかと思いますけど、私はこう言うのも何ですけど、サンフレッチェでの監督業を拝見して、今ではない4年後には必ず結果を出してもらえるんじゃないかと信じておりましたが、私はそれを信じていたことがとても嬉しい、と思っております。きょうお集りのみなさまも多くがそうじゃないかと思います。

この直近のチームの戦い方を見ていたら、多くの選手が力を出しました。4年間、切磋琢磨してチームを作り上げてきた、チームを高めてきたことが今出てきているということだと思います。ほんとに素晴らしい成果じゃないかと思います。

ただこの成果というのは今、入り口に立った部分でありまして、我々が見たいのはワールドカップで決勝に勝ち進んでいくということでありますし、過去最高の成績を実現していくと、できればほんと決勝戦まで行って欲しいですよね!(会場拍手)私はそういうことが森保監督ならできるんじゃないかと感じていますし、またそれを信じて広島のみんなでこれからも応援して参りたいと思います。



 

広島県サッカー協会 野村尊敬最高顧問の中締めのあいさつ

森保君は間違いなくベスト8にはいくと思います。(会場拍手)ドイツ、スペインと強いとことやったら強いんですよ。弱いとことやるとコロッと負ける(会場笑い)。まあ、まあ、今度はドイツ、スペインだから、頑張って必ず勝つと思います。勝ってベスト8まで行きましたらもう1回このような盛大な会を催したいと思います。森保君がんばってください。



以上、ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球