画像は会見後に撮影に応じるケリー・ブラックシアー・ジュニア(右)と岡崎修司GM

 

広島ドラゴンフライズは8月19日、広島市西区のクラブ事務所で新外国籍選手、ケリー・ブラックシアー・ジュニアの会見を行った。

 

Kerry Blackshear Jr.(ケリー・ブラックシアー・ジュニア)プロフィール

出身地 アメリカ、フロリダ州オーランド
生年月日  1997年1月28日
ポジション PF/C(パワーフォワード/センター)
身長 208cm、体重 116kg
出身校  Virginia Tech(2015−19)−Florida(2019−20)
経歴   Hapoel Gilboa(イスラエル、2020−21)−Galatasaray(トルコ、2021−22)−広島ドラゴンフライズ(2022−)

 

チームは7月26日からB1での3シーズン目に向けて全体練習を開始した。8月29日からは4日間の日程でエフピコアリーナふくやま(福山市)での合宿も控えている。同選手はチーム練習にすでに合流しており、10月1日、広島サンプラザホールに横浜ビー・コルセアーズを迎えて開催されるB1開幕戦での活躍が期待される。

 

会見のあと、同選手について「今のBリーグの選手で例えるなら?」と聞かれた岡崎修司GMは「そうですね、万能型になるので…」と話したあと言葉に詰まってけっきょく答えが出ずじまい。それは要するに、これまでBリーグのイメージを打ち破る“ニュータイプ”ということでもあり「Bリーグを代表する選手」(同GM)になる可能性を秘めている。

 

クラブとしては、昨季の反省から編成に入る中で同選手を獲得した主な理由はふたつ。2シーズン目を迎えたカイル・ミリングヘッドコーチは、より攻守の切り替えの速いバスケ、ハーフコートでも人とボールがより動くバスケを高いレベルで維持していくことを目指しており、そうした戦術にマッチする人材に行き着いた。

 

同時に、クラブ理念のひとつでもある粘り強さや最後まで諦めないプレーを遂行する態度、能力に秀でているというメンタル的な要素が重要視された。

 

トルコリーグでのプレースタイルを細かく分析した同GMは「瞬間的に動けて戦術を理解して体現する能力、アウトサイドのシュート力」などを総合的に評価して契約にこぎつけた。1試合平均12・8得点、スリーポイント成功率42パーセントは魅力十分だ。

 

フロリダ州オーランド出身の208センチパワーフォワード・センターは、その生い立ちからして特筆もの。ヨーロッパ各地でPGとして活躍したプロ選手の父親と、やはり大学時代に「4番、5番でプレーした」という母親の影響を強く受けながらバスケ漬けの日々を送り、「メンタリティ(精神構造や気質、物の考え方、精神性など)も両親から引き継いだ」と言う中で自身のプレースタイルを確立してきた。

 

「コート上では自分がまず自分がより良いチームメートであるべきだし、みんながお互いを鼓舞しながら自分自身もチームとしても成長することが必要になる。自分は万能タイプだと思うので、オフェンスはもちろん、チームのためにあらゆるディフェンスもやって、チームを強くしていきたい。だから、こだわっているスタッツはなし。Bリーグはハイレベルな印象で今後さらに発展していくだろうから、そんな環境が自分に合っていると考えて広島に来ることにしました」

 

そんな頼もしき25歳の動きをその目でチェックした岡崎修司GMは「練習を見ていると、シュートスキル、ドリブルスキルなどに裏付けされた動きやセオリー通りの選択がきっちりできているし、観る側もより面白くなるかなと思います」と予想。さらには「ジャスティンも練習に合流して、練習での速さ、ディフェンスの圧力など、ケリーとジャステンふたりが頑張るので休む瞬間がない動きになっています」と“解説”した。

 

クラブでは週明け8月22日、同じく25歳のパワーフォワード、フィリピン出身のジャスティン・バルタザールの会見も予定している。