画像はBAR GAJAで記念撮影した森保一監督、上の写真の左が利重忍さん、右の美和夫人は結婚前から森保監督の大ファンだった(実は美和さんと森保監督にはふたりだけのヒミツがあるという…この話はまたの機会に…)

 

サッカーの森保ジャパンは12月5日(日本時間6日午前0時)、史上初のベスト入りを懸け、決勝トーナメント1回戦でクロアチア代表と対戦する。

 

1次リーグE組の3試合ではドイツ、コスタリカ、スペインを相手に戦うごとに日本中がヒートアップした。

 

森保一監督以下、横内昭展コーチ、松本良一フィジカルコーチ、下田崇GKコーチ、上野優作コーチ、中下征樹テクニカルスタッフとサンフレッチェ勢計6人を”送り込んでいる”広島県民もそれはいっしょ。

 

これまでも県内各地ではパブリックビューイングなど様々な応援スポットで、カタールに届けとばかりに熱い声援を送ってきた。

 

JR横川駅から徒歩3分のところにある「BAR GAJA(バーガヤ)」(西区横川町3丁目5−17あすなろビル2F)もそのひとつ。

 

店主の利重忍さんは1987年4月マツダサッカークラブ入部で森保監督と同期生。1986年開催の山梨かいじ国体では山口県選抜メンバーだった利重さん(県立宇部工業高校)が「長崎県立国見高校+1名(長崎日大高校の森保監督)」の長崎選抜を1回戦で倒した。

 

社会人となったふたり、そのスタート地点での立場は本社採用の利重さんの方が上だった。森保監督は子会社のマツダロジスティクス採用。

 

「入社してすぐの印象は特になくて、彼はマツダ枠に入ってないな、というくらいでした。僕らも尖ってましたからね」

 

関東、関西の企業チームの後塵を拝しつつあった当時のマツダサッカーは”二層構造”で、若手らは下部組織的なマツダ東洋SC所属となり中国サッカーリーグで鍛えられた。

 

「入社1年目、日本リーグの始まる夏までにオフトさんが中国リーグの視察に来て、森保もトップにあげよう、となったんです。いや、ボランチの森保がおる、おらんでぜんぜん違いましたよ。僕ら中盤前目の選手は好き放題、前でやらせてもらえるし、後ろのサポートもしてくれてめっちゃ楽でした」

 

だが、膝の半月板を2度手術した利重さんはプロ契約せず3年目を終えるとひとまず社業に専念。しかし2000年秋、マツダが当時、ビッグニュースになった宇品第2工場の閉鎖と1800人規模のリストラを発表したため、退職を決めた。

 

職を転々としたあと店をオープンさせたのが2014年6月12日、W杯ブラジル大会開幕の日だった。

 

オープンにはサンフレッチェ広島指揮官だった森保監督も気軽に顔を出してくれた。付き合いは続き、2021年12月30日には、マツダ時代のチームメイトが集まり「励ます会」を開催した。

 

その時点で日本はアジア最終予選3勝2敗…。森保監督は批判の波に飲み込まれそう?になっていた。

 

「僕らより1つ年上の横内さんも来られていて、昔懐かしいメンバーで盛り上げようと…。けっきょくサッカーの話はなかなかできなくて…だってふたりが責任を持って代表チームを引っ張っていっているのに僕らから何も言えないじゃないですか。ところがひとり、何でも聞ける先輩がいて、おい森保どうなんだ、と…」

 

「彼は、ネットとかは自分では見ないけど、耳には入ってくる、でも別にオレは何て言われても気にしてない、という感じで、最後には、何とかなるでしょと言ってましたから」

 

当時のことを振り返りながら利重さんはその人柄と選手の力を見抜く力量が今回の大躍進につながったと指摘する。

 

「実際に予選を突破して今度は本選でまたすごいことやったなと。ドイツ、スペインを倒して首位通過ですからね。でもすごいのはすごいんですけど、僕はどう戦う?どうやって勝ちまで持っていくか?彼がどんな戦い方をするんだろう?と興味を持ってスペイン戦も見ていました。前半0−1はドイツと一緒、あとは後半誰を使うの?と、店のみんなと話してました。それが後半、堂安のファーストタッチからのゴールでしょ、すごいなと思って…。あとは途中出場の浅野がへとへとになるほど追いかけ回してたので、みんなで応援しました(笑)」

 

日本時間で2日朝4時からのスペイン戦には、常連さんなど予約5名のほかFacebookやInstagramを見ての飛び込みも含めて12人が集まった。

 

観戦のあとは出勤だったからアルコールは控えて、持ち込み自由の「サッカーチップス」お土産つき、参加費500円で存分に盛り上がったという。

 

「GAJA」の隣には2018年オープンの「GAJA Kitchen」もあり、感染対策万全!”大入り”になりそうなら、2店同時に応援会場となる、森保ジャパンと同じ”可変システム”採用…となっている。(ひろスポ!W杯取材班&平岡誠治・田辺一球)

W杯カタール大会取材協力:たきのぼり不動産(広島市中区八丁堀12-15)

BAR GAJA
電話082−291−4752
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