画像は原爆の子の像をバックに記念撮影に応じる寺嶋良選手と浦 伸嘉社長、中央は広島平和文化センターの荒瀬尚美常務理事

 

広島ドラゴンフライズの浦 伸嘉社長と寺嶋良選手が11月27日、広島市中区の平和記念公園を訪れ、原爆死没者慰霊碑前で黙とうしたあと、原爆の子の像に移動して折り鶴を捧げた。

 

広島市は毎年11月を「平和文化月間」と定めている。西区では2021年より「Peace Orizuru Project」に取り組んでいる。その一貫として10月15日(日)にあった「アルパークとんぼ祭り」と11月8日(水)に広島サンプラザホールで開催された広島ドラゴンフライ−佐賀バルーナーズ戦で来場者に折り鶴を折ってもらい、集まったおよそ850羽を千羽鶴として像そばの展示ブースに納めた。

(公財)広島平和文化センターの荒瀬尚美常務理事らと西区役所の担当職員も参加した。

 

広島ドラゴンフライズは6連勝のまま11月13日(月)からB1リーグ中断期間に入っており、12月2日(土)からのリーグ戦再開に向け調整中。ここまで8勝6敗の成績で西地区5位。年内残すは12試合で猛スパートを狙っている。

 

浦 伸嘉社長の話
わたくしは広島生まれなので、こういう平和活動については小さな時から平和教育を受けておりまして、この場所を訪れることには特別な思いがあります。

我々はバスケットボールのプロスポーツクラブでありますが、広島の地で活動させていただいている以上はバスケだけでなく、スポーツがあるからこそ平和を追求できるのだということをBリーグの中でリーダーシップをとってやっておりまして、そういうことを表現していきたいなと改めて感じることができました。

去年も西区役所の方々と連携してやらせていただいたのですが、我々は西区の広島サンプラザホールをホーム会場としてやらせていただいており、試合会場に来たお客さんにも千羽鶴を折っていただきました。いろんな方々がスポーツを通じて少しでもいい世の中を、ということですので、我々としても使命感を持って活動していきたと思っています。できることは全力でやっていきたいと改めて感じることができました。

 

寺嶋良選手の話
僕は2年前に広島に来て、今年で3年目になりますが、その中で広島はやっぱりほかのチームとは違っていまして、僕たちは平和を掲げながら試合をしてるっていうのが広島ならではのバスケなので。

こうして平和記念公園に来て、改めてそうしたことを実感することができました。昨年もここを訪れましたが、毎年来る機会をいただけたらすごく嬉しいですし僕個人としてもまた来たいなと思っています。

(折り鶴を納める時には)平和を願いながら、またいろんな人がいろいろな思いで一羽一羽折ってくださったので思った以上に重みがありました。それがすごく感じられたので、僕はバスケというスポーツを通じて平和を表現していきたいなと思いました。