画像は試合前の広島ベンチ、秋山が中心にいる

 

4月16日  11−2DeNA(マツダスタジアム)
DeNA 010 010 000 ・2
広   島 305 010 11 X ・11

 

広島通算15試合6勝9敗(2日で最下位脱出5位、首位中日まで4差変わらず)
18時開始・3時間6分、26,537人
相手先発 ●ジャクソン2回2/3、7安打8失点
広   島本塁打 坂倉2号ソロ、石原1号ソロ
DeNA本塁打 宮崎1号ソロ
広島登録抹消 −

広島スタメン
一番センター秋山
二番セカンド菊池
三番サード小園
四番ファースト堂林
五番キャッチャー坂倉
六番レフト上本
七番ライト田村
八番ショート矢野
九番ピッチャー〇床田(3試合1勝1敗)7回96球6安打2失点(自責2)
森浦
黒原

 

この試合の前まで1試合平均2・2得点の広島だったが、DeNA先発ジャクソンの自滅が追い風になった。

 

初回、秋山が7球目で四球を選ぶと、菊池も四球、小園の弱いゴロがライト前に転がって無死満塁。堂林がボールカウント3−1から押し出し四球を選び先制した。

 

なおも満塁から坂倉の適時打で追加点。上本の遊ゴロ併殺打の間に”平均突破”の3点目!

 

DeNAベンチはジャクソンの立ち直りに期待したのだろうが、球筋はバラバラで真っすぐもチェンジアップもカットボールもみな怪しい状態。

 

リードが2点になった三回には二死無走者から坂倉がライトスタンドに2号ソロ。その後、満塁となって床田が自慢のバッティングでその初球をレフト前に落として5対1とした。

 

ここでDeNAは石川にスイッチしたが、秋山がここも粘って8球目で歩いて押し出し。菊池の2点二塁打で8対1とワンサイドにした。



 

試合後半では代打宇草に2年ぶりの一軍ヒット、久保修にプロ初ヒット、石原に1号ソロが出るなど盛りだくさんの内容でスコアの方も11対2。

 

床田は開幕から3試合連続のハイクオリティスタート成功(7回自責2点以下)で、菊池のスーパープレーがタイムリーをアウトにすり替えて見せるなどバックも頼もしかった。

 

そんな中、やはりこの日一番の輝きを放ったのは特別な日を迎えた秋山だろう




 

先の甲子園3連戦にスタメン出場しながら無安打に終わった秋山のバットは明らかに湿りがちだった。続く東京ドームでは第1戦ベンチスタート。第2戦5打数1内野安打、第3戦は2打席三振のあと左前打…

 

中1日置いて迎えたこの日は秋山の36歳のバースデー。しかもゲーム前には県内在住のひとり親家庭の家族13組30人を写真撮影などでもてなした。

 

毎年、招待した親子にステキな思い出と笑顔をプレゼントしたい…

 

新井監督もそんな心意気に乗ったのではないか?張りを訴えたという野間に代えて「一番秋山」…

 

フル出場した秋山は5打数2安打1打点2四球の活躍で、床田、坂倉とともにお立ち台に上がりファンに元気な姿をアピールした。(ひろスポ!取材班&田辺一球)