画像は二俣、ネット後方は新井監督

 

4月25日  ●8−9xヤクルト(神宮球場)
広  島 112 202 000・8
ヤクルト 060 001 011・9x

広島通算21試合9勝10敗2分け(4位変わらず、首位阪神まで2・5差)
18時開始・3時間56分、23,468人
相手先発 高橋奎3回2/3、6安打6失点
広島本塁打 二俣1号ソロ、菊池1号2ラン
ヤクルト本塁打 オスナ5号満塁、サンタナ2号ソロ
広島登録抹消 −

広島スタメン
一番センター上本
二番セカンド菊池
三番ライト野間
四番ファースト堂林
五番サード小園
六番キャッチャー坂倉
七番レフト二俣
八番ショート矢野
九番ピッチャーハッチ2回42球6安打6失点

 

広島先発のハッチは力勝負にこだわって二回、オスナに5号満塁弾を許すなど6失点。

 

一方、ヤクルト先発の高橋奎も”親心”(高津監督の思い)がぜんぜん届いていないようで、初回に1失点、二回にはプロ初スタメンの二俣にプロ1号ソロ、大量6点をもらった直後の三回には、ハッチの代打宇草に四球を与えたあと菊池に1号2ランを打たれて四回途中で交代…

 

広島はその四回、6対6同点に追いつき、その後はブルペン勝負…六回にはヤクルト三番手の清水を攻めて代打秋山と野間の適時打で2点勝ち越し。しかしその裏、中崎が1点を失うと八回には5人目の島内も代打川端に適時され、8対8、またまた試合は振り出しに戻った。

 

そして九回のマウンドに上がったのはここまで9試合に投げて5S、防御率0・00の栗林。

 

先頭の村上は低目の真っ直ぐで空振り三振に仕留めたが、続くサンタナにはアウトローの真っ直ぐを強振され、高々と上がった打球はライトスタンドに着弾した。まさに力対力…

 

腕が長いサンタナはホームベースから離れて立つ。初球は外のフォークでストライク。2球目はカットボールで空振り、3球目のフォークはベースよりずいぶん遠くに外れて、運命の4球目。坂倉のミットはアウトローに固定され、投げた153キロの真っ直ぐは高目に入った。サンタナがバットの芯に近いところで捉えるには十分過ぎる1球になった。

 

両軍とも13安打で、先越えも2本ずつ。ただし、ヤクルトが繰り出したワンツーパンチはヘビー級のそれだった。ヤクルトの連敗は3で止まり、広島の連勝は4でストップした。(ひろスポ!取材班&田辺一球)