画像は九里との投げ合いが期待されている柳投手の幟

 

前夜のマツダスタジアム、広島−中日6回戦ではアドゥワが6回2失点で3勝目をマーク。森下、床田と勝ち数で並んだ。

 

大瀬良も8日の阪神戦(甲子園球場)で今季初勝利。残るは開幕投手を務めながらここまで6戦未勝利の九里…

 

きょう5月11日のマツダスタジアムは広島・九里、中日・柳の予告先発となっている。九里に勝ちがつくかどうか?以下、<きょうのカープはたぶんこうなる…田辺一球note >に掲載されている広島−中日7回戦みどころ記事を紹介する。

 

<5月11日(マツダスタジアム)14時開始予定の広島−中日7回戦のみどころ>

予告先発は広島が九里(0勝3敗)、中日が柳(1勝2敗)



昨夜の試合後、「ほんとにいい試合だったと思います」で切り出した新井監督は次の言葉で締めた。

「野手もしっかりと分かっていると思うし。あしたは何とかね、九里を援護して今シーズン初勝利を挙げてもらいたいと思います」

スタメン抜擢の若手らがチームの歯車として回り始めた。先発ローテの大きな歯車ふたつ。大瀬良はやっと回り始めた。あとは九里。

中5での登板となる九里は開幕戦を含めて6試合に投げて未勝利。防御率3・63は規程到達12人中11位。(12位は阪神・大竹)。3敗はリーグ最多タイ、被本塁打5はリーグワースト。



前回、こどもの日登板ではDeNA打線に9安打されて6回4失点で負け投手。四回、佐野に初球チェンジアップを先制2ランにされ、六回にはやはりチェンジアップを牧にすくい上げられてこれも2ランになった。

九里がやはり2発撃たれて大量失点したのが4月12日の巨人1回戦(東京ドーム)。初回に2点の援護があったのに、二回、真ん中のスライダーを坂本に柵越えされ、4対2リードの四回には真ん中の真っ直ぐを岡本和真にやはり左翼席に運ばれた。そして六回には死四球絡みで7失点…の悪夢を見た。

要するに相手打線の打つべき人に左右関係なしに打たれ、球種もいろいろ。果たしてきょうもまた坂倉がマスクをかぶるのか、どうなのか?は分からないが注意すべき点はいっぱいある、ということになる。




しかも投げ合う相手が柳…

柳はここ4試合勝てていない。しかもここ3試合は11回1/3で実に13失点(自責も13)。最後に勝ったのが九里と投げ合った4月5日のマツダスタジアム…

あの試合は中日との1回戦で、互いに開幕投手を務めながら勝てなかった、という状況で投げ合った。

結果は8回92球4安打1四球1失点自責0の九里に負けがつき、7回88球5安打1四球無失点の柳が勝った。

七回までゼロを並べてきた九里は八回、先頭の中田翔に初球を二塁打され、続く細川の右前打を田村俊介がファンブルしてタイムリーエラーになった。

たら、レバは禁物だがこの時、勝っていれば九里にはまったく違った未来が待っていたはずだ。




九里は4月28日のバンテリンドームナゴヤでも投げたが、この時は7回4安打無失点でも勝てなかった。カリステ、中田翔、細川のクリーンアップは中田翔への1四球のみで完全に抑えていたのに、だ。

打線が高橋宏斗に7回無得点に封じられて、けっきょくスコアレスドローだった。

以上を踏まえ、九里の反発力、メンタル的な要素が試される一戦になる。

昨夜のアドゥワは6回2失点で勝ちがついたが、それ以前は11試合連続で先発が1失点までに抑えなければチームは勝てていなかった。九里は少しは楽になったのではないか?

あとは、このところスタメン、交代選手ともに起用が成功している新井監督がどんなオーダーを組むか?12試合連続H中で、広島移住後は29の11と柳を打ち込んでいる「一番秋山」がどれだけ塁に出られるか?がカギを握っている。


※この記事下、関連記事参照