画像は小園

 

オリックスをマツダスタジアムに迎えてチームの連勝を5に伸ばした広島は5月30日の3回戦で3タテを狙う。今夜の広島の勝利確率は…かなり高そう。

 

だが過去の交流戦で広島を最大のお得意先にしてきたオリックスも簡単には3連勝させてくれないかも…

 

鍵を握るのは今季待望の初勝利から中11日で先発する九里を援護する打線、その中軸の仕事ぶり。特に交流戦でも四番に固定された小園。昨夜は3安打2打点で19安打14得点打線を牽引し、4勝目をマークした森下らとお立ち台に上がったが、2夜連続のヒローインタビューとなるか…

 

今回も<田辺一球note >より<5月30日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島−オリックス3回戦のみどころ>を転載する。なお記事内の選手名表記は独自のものになっている。

 

<5月30日(マツダスタジアム)18時開始予定の広島−オリックス3回戦のみどころ>

 

予告先発は広島が九里(1勝4敗)、オリックスが斉藤(0勝0敗)

昨夜4勝目をマークした森下の二刀流がますます切れ味を増してきた。昨夜のお立ち台では「床田さん」を繰り返していたが、リーグトップを行く6勝左腕に追いつくには勝ち続けるしかない。「床田さん」も確実に白星を重ねそうな勢いだから、だ。チームにとって、これ以上いい話はない。

防御率も1・27の床田がトップだが森下も1・36まで下がった。隠れ2位だ。

それにしてもバットを長く持って遠心力で打球を外野に放つ森下流は素晴らしい。ゴルフのロングアイアンのようにヘッドがよく効いている。女子プロはゆっくり大きく振っているように見えるが森下も強く振ってはいない。大きなスイングアークで最後ヘッドが走るように手首を使い高いミート率(打球のスピードをスイングスピードで割ったもの)で強い打球…結果、打率・375…

同じくお立ち台に上がった小園、矢野がその打撃に畏敬の念?を示していたが、きっと野手陣も参考になるはずだ。

 

 

さて、きょうの九里は前回待望の1勝目から中11日でリフレッシュ完了!2勝目を目指す。昨夜19安打で森下への援護点14点だた打線は今夜も20点ぐらい奪う意気込みで九里をどんなことがあろうと勝たせたい。

昨夜3安打の秋山と小園が今夜も暴れてくれればチーム6連勝が近づいてくる。

 

 

得点圏打率の高さが話題の小園だが、5月はここまで・375と打ちまくり、また打率を3割に乗せた。四番固定は交流戦でも続くだろう。

ところで小園の三振12はDeNA宮崎の8次ぐ少なさで奪淡泊宣言!になっている。昨夜、初回の先制点が小園の遊ゴロだったように、どんな形でも打点を叩き出し、打線に流れを引き寄せる”一発海斗(いっぱつかいとう)バット”が快音を連発すれば今夜の勝利確率はグーンと上がりそう。

そのオリックス。予告先発は高卒2年目の齋藤。前回、19日の楽天戦(京セラドーム)で5回2/3を投げ、無失点で勝利投手の権利を持って降板したがプロ初勝利とはならなかった。

昨夜打ち過ぎた打線を新井監督が多少いじってくる可能性もあるが、いずれにせよプロ未勝利右腕を、昨夜の田嶋に続いて早いイニングでKOしたい。