紫ネクタイで、にこやかにサンフレトークする石丸市長

 

ひろスポ!前回記事↓のつづきを以下、掲載する。

 <都知事選立候補正式「宣言」の安芸高田市・石丸伸二市長、晴れやかな席⁉でも地元局RCC(中国新聞グループ)を退席に追い込む、そんな市長にひろスポ!もあのことを聞いた…>
※この記事下、関連記事参照



ひろスポ!は、ある意図を持って安芸高田市の石丸伸二市長”都議選立候補正式表明”会見にもぐりこんだ。

 

安芸高田市、吉田郡山城の町から江戸城目指す⁉話題満載、メディアもスルーはできない。

 

AERAと朝日新聞、東京新聞、読売新聞、共同通信、時事通信、在広各局、テレ東、TOKYO MX、ドワンゴなどが「直接の石丸市長への会見申請」をクリアして会場に顔を揃える中にあって、ひろスポ!は”異端”…

 

実は石丸市長の生会見に参加するのは初めて。見聞きした二次情報では判断できないものが一次情報にはある。ひろスポ!は人から伝え聞いた話は記事にはしない。ネットに転がっているカープ与太話なんか触れるのはもってのほか!大事なのは”現場”、自分の眼力…

 

ただし石丸市長と名刺は以前に交換済ではあった。

 

…で、こ難しい話(ひろスポ!にとって、日本と広島にとっては大切)がひとしきり続いた後、ころあいを見計らって各メディアにとってはトンチンカンな質問をした。

 

ひろスポ!

広島でインターネットのスポーツマガジンひろスポ!ってのやってます!田辺と申します。ちょっと話も硬いんで、最後なんで柔らかく…サンフレッチェ広島のことも含めてですね、人口の話も出ましたけども、新しいスタジアムができて市長もご存じのとおり新しい夢ができたんですけども、スポーツ、サッカー含めながらきょうのいろんなお話と絡めていいアイデアとか、あるいは思い出もちょっと語ってもらってですね、ちょっとサンフレッチェ広島の選手の発言した問題もありましたが、好きなことを言っていただきたいと思います。

 

 

石丸市長

今、サンフレッチェという話題が出たのでそれについてお話しすると、安芸高田市はサンフレッチェのマザータウンとしてこれまで歩んできましたし、それはこれからもまったく揺るがないというふうに考えています。それは市長が替わろうとも、です。それほどまでに、もう深く深く、安芸高田市の中にサンフレッチェは浸透しているという印象を持っています。

 

で、少し話を広げてJリーグ、サッカーですね、日本として大事にした方がいいなと思います。なぜならば、大きなマーケットに繋がっているからです。全人口の半分近くがワールドカップは見ると言われている、その一大エンターテイメント、その中で、そう遠くない将来、日本代表が優勝するんだと思っています、信じています。その時に願わくばサンフレッチェ出身の監督なのか、選手がいらっしゃると、よけいに個人的には嬉しいなと思います。

 

ただ、東京もまた違うチームもありますので、それはもちろんそういった際には全力で応援をします。いずれにせよ、どこかだけの小さな話じゃなくて、みんなで盛り上がる、みんなで力を合わせるというのが、今、そしてこれからの時代に必要な考え方だろうと思います。

 

……

 

このあと、会見は安芸高田市の後継候補に関する質問がNHKからあり「NHK厳重注意だ!この前の会見で言ってます」と得意の?攻めが出たものの「でも改めて全国への会見なので…」とその質問に答えた石丸市長。メディアの質問が終わったところで、なんと自らサンフレトーク⁉を始めたのだった。

 

石丸市長

ちなみに最後、僕からいっこだけ…聞かれるかなあと思って待ってたんですが、なかったんで。きょうなんでネクタイが紫なのか、気にならない?今まで緑でやってきたんですよ、前回の選挙の写真を見るとね。まあ、緑をつけることが多かったんですが、モロ被りじゃないですか、維新が黄緑か、そっちとかぶってしまうんで、自分の好きな色だったんですけど諦めました。変わりに何がいいかなっと思った時に…あのう、サンフレッチェじゃないんですよ、実は…たまたまサンフレッチェと一緒っていうのは自分の中で嬉しいんですけど、赤と青を足した色!で紫にしました。

 

国政政党、大きな政治の動きで、右か左かという議論があります。アメリカなんか分かりやすく赤と青ですけども、そこに縛られんじゃなくて、もっと大事なモノ?それを右も左も合わせて実現していく必要があるという思いで紫というものを選んでみました。

 

僕の期待通りの反応で、ネット界隈で、右か左か、みたいなそれぞれなんかディスり始めているっていう現象が起きてます、大歓迎です。もちろんそうやって、いろんな方が、まあ“ほど”はありますよ、やりすぎるのはもちろんダメなんですけども、ただ関心持ってないよりも100倍ましです。

 

これまで、そうなるようにいろんな発言をしてきました。右に寄ったり、左に寄ったり。この人間が右なのか、左なのか、判定できないと思うんです。なぜならば、自分の中に両方あるから。多くの日本人は右か、左か、両方100だとしたらだいたい中間のバファー30くらいで揺れていると思うんですよ。プラスマイナス100だとしたらプラマイ30ぐらいで。

 

それが実際の社会であり、私個人もいつもそうです。百田尚樹さんの小説、僕はすごい好きなんですけど、あれ好きだったら全員保守か、とはならないですよね。違う本好きだったらそうなのか?左右を…はけっこうなんですが極論に振れやすいのでちょっと落ち着いた方がいいんだろうな、と。たったひとつの軸で評価できるほど人間って簡単じゃない、社会って簡単じゃない、もっともっと複雑なもんなんで、その複雑さを改めて意識してみるのもいいかなと思ってこんな紫のネクタイにしました。

 

(ひろスポ!とアイコンタクト?しつつ)あ、でもサンフレッチェの色といっしょっていうのはいいですね!ほかはよろしいですか、では以上で記者会見を修了します、ありがとうございました。

 

……

 

よかった!「厳重注意」じゃなくて…サンフレ話ナイスシュート!

 

さすがひろスポ!

 

以上、ひろスポ!広島スポーツ100年取材班&田辺一球