女優の黒島結菜(24)が、来年正月公開の映画「明け方の若者たち」(松本花奈監督)に出演することが22日、分かった。来年前期のNHK連続テレビ小説「ちむどんどん」(春開始予定)のヒロインを務めることが決まっている。年明けから映画、朝ドラと話題を振りまくことになりそうだ。

 映画はAppleBooks「2020年ベスト新人作家」のウェブライター・カツセマサヒコ氏のデビュー小説を原作に「DISH//」ボーカルで俳優の北村匠海(23)が主演する。黒島は、映画「十二人の死にたい子どもたち」(19年)など今作が3度目共演となる北村の存在を頼もしそうに「安心して現場で過ごすことができ、とても楽しくお芝居ができました」と振り返った。

 黒島が演じるのは、北村演じる主人公の<僕>が一目ぼれする<彼女>という役どころ。メガホンは子役を経て14年に「真夏の夢」で16歳にして長編デビューした松本監督。黒島は、1歳年下となる新進気鋭監督に「松本監督の演出は常に新しくて、ニヤッとしてしまうくらい面白かったです」と新鮮な思いを明かした。

 映画は、2010年代の明大前、下北沢、高円寺で青春時代を過ごした20代の若者たちを描く。黒島は、自身の演技に「セリフを言葉にするのがとても難しくて分からないことだらけでしたが、今の私にできる精いっぱいができたと思います」と胸を張る。松本監督は「冒頭、沖縄料理屋での飲み会のシーンで、皆の輪に混ざろうとせず時間を持て余したように、ただそこに“いる”だけの<彼女>の姿をモニター越しに見たとき、思い描いていた<彼女>像とあまりに一致していて心臓がバクバクしたことを覚えています」と理想の配役に手応えをにじませた。

 黒島ほか、若手注目株・井上祐貴(24)の出演も決まった。17年の第42回ホリプロタレントスカウトキャラバン審査員特別賞で「ウルトラマンタイガ」(19年、テレビ東京系)の主演を経て、公開中の大手芸能プロ「ホリプロ」の創立60周年記念映画「NO CALL NO LIFE」で優希美青(ゆうき・みお、22)とダブル主演に抜てきされた1人。劇中では<僕>の同期で後に親友となる<尚人>役を演じる。

 井上は「脚本を読んだ時、同世代の登場人物に共感して、とても楽しく読み進めました。撮影合間の北村くんや黒島さんとのたわいもない会話も、まるで劇中の1シーンに感じる様な現場でした。僕自身、尚人からたくさん刺激を受けたこの作品。今は完成が楽しみです」と心躍らせる。監督を含めて若い力で20代の喜びと苦しみがない混ぜになった青春を彩る。