サッカーW杯のカタール大会・1次リーグで日本時間23日、FIFAランキング24位の日本が同11位・ドイツに2―1で鮮やかな逆転勝ちを決めた。実況を担当したNHKの曽根優アナウンサー(48)も興奮気味に奇跡の瞬間を伝えた。

 試合終了直前。「勝ち点獲得はほぼ確実。3点か1点か…」淡々とした口調ながらも、その瞬間が待ちきれない。審判のホイッスルが鳴ると「試合終了! 最高のスタートを切りました。ニッポン!」と声を張り上げ、偉業を伝えた。「目標に掲げるベスト8以上に向けて第一歩。最高の船出、最高のスタートを切りました」と繰り返した。

 今回でW杯の実況は4大会目。大会前にスポーツ報知に「予想外の展開になることを常に頭の片隅に置いておかないと試合の流れを正しく伝えられない恐れがありますので、実況においてそこは意識したいと思います」とコメントを寄せていた。はやる気持ちを抑え、冷静に初戦に臨んだ。

 奇跡を呼ぶ男だ。2012年のロンドン五輪ではサッカーの日本―スペイン戦を実況。1―0で優勝候補相手に大金星を挙げた瞬間に立ち会った。SNSでは「ジャイアントキリングを引き寄せましたね!」など、曽根アナの強運をたたえる声もあった。