日本文学研究者のロバート・キャンベル氏が23日放送のTOKYO MX「バラいろダンディ」(月〜金・後9時)に生出演。17日に今季限りでの現役引退を表明したサッカーの元日本代表・長谷部誠(40)=フランクフルト=を称賛する一幕があった。

 この日の番組では、フランクフルトのアメリカ代表MFティモシー・チャンドラーが長谷部について、「僕が知っている中で一番良い人、そして同時に一番つまらない人(笑)」とコメントしたことについて、キャンベル氏は「この『つまらない人』って言葉にものすごく愛情を感じますね」とまずコメント。

 「こびないし、できないことはやらない。有言実行であるということ。一番大切な要素が『つまらない』って言葉の中に込められているんじゃないかと思うんですよ」と続けると「長谷部さんがドイツに渡った時にすごくいいなと思ったのは読書家なんですね。ものすごく読む。有言実行はリーダーの必須条件ですけど、目の前のタスク以外のことを知ろうとする好奇心や、いろんな角度からチームや相手を見ることができる。彼は若い人にとっては時々煙たい、つまらないかも知れない、ロッカールームでもふざけた話はしないかも知れないけど、長く付き合うとパワーをくれる。そういう選手だったんじゃないかなと」と話していた。