歌手の加藤登紀子、松崎しげるが21日、東京・帝国ホテルで行われたジャズライブ「インペリアルジャズ 2024」(大阪・8月10日、東京・同12日、13日)のプレス説明会に出席した。

 2004年にホテル初の都市型屋内ジャズイベントとして始まり、節目の20回目。今回のテーマは「イッツ エンターテインメント」。12日はディナーショー形式の前夜祭で開催される。

 初出演の加藤は「やっと声をかけて頂きました。古い時代を語るのに適切なゲストとして(笑い)」とちゃめっ気たっぷりにあいさつ。「大正から昭和にかけてのポップスの夜明けを描いた『夢の人魚』(1983年)を、坂本龍一さんと作りました。(ポップスの)夜明けを支えたのがジャズだった、とお伝えできたら。(当日は)このアルバムからクローズアップした曲を歌いたいと思います。ジャズは生きることを楽しむこと、この瞬間を華やぐものにすること。ジャズバンドの意義は大きい」と話した。

 昨年に続き、2年連続出演の松崎は「とっても素晴らしいコンサート。芸能界では長老のうちに入るんですが、ここに入ると全くのはな垂れ小僧です。いろいろな音楽が集まるのは、皆さんにとっても醍醐味(だいご)味だと思う。ステキなコンサートにしたいと思います」。初出演の神野美伽は「お声かけ頂いたことがうれししいです。皆さまの素晴らしいボーカルを聴けるのが楽しみ。自分らしいジャズの世界を表現できたらと思います」と意気込んだ。

 この日、山下洋輔、ダイヤモンド☆ユカイ、寺井尚子らが特別プレライブを披露した。