俳優の中尾彬(なかお・あきら)さんが心不全で16日に死去したことを所属事務所が22日に発表したことを受け、フジテレビ系ドラマ「GTO」で共演した俳優・反町隆史が同日、追悼コメントを発表した。

 反町はこの日、所属事務所を通じ、中尾さんとの突然の別れに「ご逝去の報に接し、心からお悔やみ申し上げます」と追悼した。

 中尾さんは、反町が主演を務めた学園ドラマ「GTO」で内山田ひろし教頭役でお茶の間の人気者となった。

 反町は「26年前の『GTO』で初めて共演したときは演技を超えた存在感に圧倒され、役とは違う柔らかな笑顔に魅了されていました」と回想。「(今年4月放送)『GTOリバイバル』の撮影で鬼塚を演じている時には、いつも中尾さんの内山田が頭の中にいました。在りし日のお姿を偲び、心よりご冥福をお祈り申し上げます」と悼んだ。

 中尾さんの所属事務所はこの日、公式サイトで「中尾彬が去る2024年5月16日 心不全のため81歳で永眠しました」と報告。葬儀・告別式は遺族の意向により近親者のみで行った。

 また、妻の池波は「15日に容態が急変し、16日の夜中に自宅で私と二人の時に、とても穏やかに本当に眠るように息を引き取りました」と最期の様子を明かした。