サウナに欠かせないものといえば? 好みの温度、水風呂、リラックスできる休憩スペース。そして、もう一つが…サ飯。もはやサ飯のためにサウナに入っているといっても過言ではありません。今回は焼津で出会った、思わず胃もととのう〝極上サ飯〟をご紹介します。

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 サウナと切っても切り離せないもの、それは食事です。サウナに入った後の食事をサウナ飯、略してサ飯といいます。これといった定義はありませんが、汗をかくことで失われたミネラルなどを補うメニューが人気です。とにかくサウナの後に食べればそれがサ飯なのです。

 サウナの後は体が水分や塩分を求めて味覚が敏感になっているからなのか、いつもの何倍も食事がおいしく感じるんですよね。サウナに行くときは、そのあと何を食べるかまでをセットにして考えるようにしています。もはや、サ飯のためにサウナに入っているんじゃないかと思うくらいですね。

 先日訪れた施設のサ飯が衝撃的でした。焼津市に先月オープンした「SUMARU SAUNA(スマルサウナ)」。港の漁具倉庫をリノベーションしたサウナで、目の前には焼津の海が広がります。普段は男性専用ですが、ロケのため特別に入室。サウナ室はコンパクトながらも段差があり、一段一段しっかりと座面の幅をとってあるので窮屈さは感じません。ストーブの上に鉄瓶が置いてあり、ずっとお湯が沸騰しているおかげで湿度も保たれるので、数分で汗が噴き出します。とても好みのタイプ…。男性がうらやましいです。

 さて、話はサ飯に戻ります。実はこちらのサウナは地元水産会社が営んでいるため、併設されている飲食スペース(誰でも利用可)では新鮮な魚介類を使ったメニューがいただけます。特に、おすすめは駿河湾丼(1760円)。研ぎ澄まされた味覚に、焼津のおいしいお魚。そのおいしさは限界突破します。焼津のサウナに入り、焼津ならではのサ飯を食べてこそ、本当の「ととのい」を得られるのかもしれません。サウナ、水風呂、休憩、サ飯。これこそ真の「ととのいルーチン」ですね。(静岡・Daiichi-TVアナウンサー)

 ◆出演番組「サ活のサ」(毎週土曜日24時55分) 15日深夜放送分は、焼津市「SUMARU SAUNA」。水産会社が営む男性専用サウナ。超豪華な海鮮サ飯に舌鼓!