元宝塚劇団星組トップスターの安蘭けいが25日、都内でミュージカル「ビリー・エリオット〜リトル・ダンサー〜」(7月27日から、東京・池袋の東京建物Brillia HALL)の公開稽古に参加した。

 1980年代のイギリス北部の炭鉱の街を舞台に、ひとりの少年・ビリーと彼を取り巻く大人たちの姿を描いた映画「BILLY ELLIOT」(リトル・ダンサー/スティーブン・ダルドリー監督、2000年)が原作。05年にミュージカル化され、日本では17年、20年に続いて3回目となる。

 今回が2度目の出演となる安蘭は「経験者として少しは引っ張っていきたい」と意気込んだ。前回はマスクをして稽古をし、それ以外では極力接触しないなどの制限が。今回は緩和され「前回と全然違う。余計に子どもの成長を見届けながらできる」とうれしそうな表情を見せた。出演者も大幅に変わっており、前作に引き続いての出演はメインキャストでは益岡徹と2人のみ。「また全然違った『ビリー・エリオット』になると思うので、楽しみにしてほしい」と期待を膨らませ、「少年が主人公なので子どもミュージカルかなと思われがちだけど、より大人に刺さる作品。親子で見に来て」と呼びかけた。