宝塚歌劇団は4日、宙組が2025年に幕開けとなる次回大劇場公演(兵庫・宝塚大劇場=2025年1月1日〜2月2日、東京宝塚劇場=同3月15日〜4月27日)の演目2作を発表した。

 「百十周年紀念奉舞『宝塚110年の恋のうた』」(作・演出、大野拓史)は24年の劇団創立110周年を記念して、今年5〜8月に上演を予定していた和物ショーだったが、昨年9月の娘役転落死問題を受けて白紙になっていた。劇団111周年の開幕で改めて上演に臨むことになる。

 「Razzle Dazzle(ラズル ダズル)」は、上演が2日間で終了した「パガド」を手掛けた田渕大輔氏の作・演出。1950年代の米ロサンゼルスを舞台に、亡くなった両親の財産を相続する権利を持つ主人公レイモンドが、映画スターを夢見てハリウッドへやって来た田舎娘キャロルと出会い、真実の愛に気付くまでを描くコメディー。

 主演は芹香斗亜(せりか・とあ)、春乃さくらが務める。