セーリング日本代表、女子初「金」 37歳吉田、27歳吉岡組…リオ5位から吉田出産復帰

◆セーリング世界選手権 470級(9日、デンマーク・オーフス)

 セーリング女子470級で2016年リオ五輪5位入賞の吉田愛(37)、吉岡美帆(27)組=ベネッセ=が9日、デンマークのオーフスで行われた4年に1度の世界選手権で初優勝を飾った。日本連盟によると、日本女子の優勝は五輪を含め初の快挙。20年東京五輪での金メダル獲得に期待が膨らむ結果に、37歳の吉田は「震えるぐらい緊張したけど、フィニッシュした時はうれしすぎて言葉が出なかった」と感慨に浸った。

 2人は12年ロンドン五輪後に合宿で出会い、ペアを結成した。鎌田奈緒子とのコンビで「コンカマ」と呼ばれた08年北京五輪から3大会連続出場の吉田(旧姓近藤)がかじ取り役として経験の浅い吉岡を育ててきた。昨年6月、吉田は元五輪選手の夫・雄悟さんとの間に長男をもうけた。パートナー不在の間、海外で練習を積んできた吉岡も「チームとしての自信がついた」と成長を実感した。

 ペアの復帰戦となった昨年10月のW杯蒲郡大会では2位となり、世界と戦える手応えはつかんでいた。東京五輪の予選を兼ね、世界の強豪が集結した今大会での優勝に自信は深まった。東京五輪は練習拠点を置く神奈川・藤沢市の江の島が舞台。吉岡は「(吉田)愛さんと東京でも金メダルを目指す」と決意を込めた。

 ◆470級 セーリングの1種目で、名称は競技で使用する全長4・7メートルの2人乗り小型ヨットに由来する。日本では最も盛んな種目で1996年アトランタ五輪で女子の重由美子、木下アリーシア組が銀、2004年アテネ五輪で男子の関一人、轟賢二郎組が銅メダルを獲得した。16年リオ五輪では女子の吉田愛、吉岡美帆組が5位入賞。男子の土居一斗、今村公彦組は最終レース進出を逃した。


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