渡辺雄太、11点でNBAデビューへアピール ビッカースタッフ監督「他の選手も楽しんでいた」

◆NBAオープン戦 グリズリーズ109―104ペーサーズ(6日・フェデックス・フォーラム)

 NBAグリズリーズの下部チームに所属しながら一定期間昇格が可能な「ツーウェー契約」を結んだバスケットボール日本代表の渡辺雄太(23)は6日(日本時間7日)、本拠地のメンフィスで行われたペーサーズとのオープン戦に出場した。出場21分46秒でオープン戦初得点を含むチーム3位タイの11得点、3リバウンドと活躍。日本人では2004年にサンズでプレーした田臥勇太(38、現栃木)以来2人目のNBAデビューに向けアピールした。NBAは16日に開幕戦を迎える。

 オープン戦デビュー2戦目。渡辺が2ケタ得点で本領を発揮した。第3クオーター(Q)途中から出場。第4Q開始早々に速攻からのレイアップでグリズリーズ初得点をマークすると、残り6分59秒には両手でダンク。そして、91―94の3点を追う残り8秒過ぎには、仲間からパスを受け取ると、同点の3点シュートを決めて延長戦に持ち込んだ。チームメートは喜び、本拠地のファンからは歓声を浴びた。

 初出場だった前日は無得点。長身選手に上からダンクをたたき込まれもした。それでも「これ以上悪いことはない」と気持ちを入れ替えて臨み、延長戦ではさらに4得点。勝利に貢献し、地元テレビ局のヒーローインタビューも受けた。

 フォロワー数2700万人超えのNBA公式ツイッターにも、この日の渡辺のプレーをまとめたハイライト動画集が投稿され、再生回数は8万8000回を超えた。チームメートも動画をリツイートするなど、仲間からの信頼と交友も厚くなっていることをうかがわせた。ペーサーズはレギュラーシーズン開幕戦の相手でもあり、互いに控え選手中心だったが、勝負所で何度もシュートを託されたのは渡辺だった。ビッカースタッフ監督は「いいプレーをして、他の選手も楽しんでいた」とほめ言葉を口にした。だが、本人に一喜一憂する様子はなく「まだコーチ陣にアピールできていない。一生懸命努力して昇格させてもらえるようにしたい」と、引き締めた。

 小学校低学年の頃に、NBAレイカーズの試合をテレビで見てから、世界最高峰の舞台を夢見るようになった。スーパースター、コービー・ブライアントが活躍した時代。「ずっとコービーのファンだった。だからあの頃のレイカーズが今の自分を作ってくれているんじゃないかな」という。ブライアントは引退したが、同じ舞台に立つ夢の実現に向かって、また一歩前進した。

 ◆渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年10月13日、香川県生まれ。23歳。小1からバスケットボールを始める。香川・尽誠学園高で2011、12年と全国高校選抜優勝大会準優勝。14年9月に米ジョージワシントン大に進学し、NCAA1部で1年目から活躍。今年5月に卒業した。206センチ。両親も元選手で父・英幸さんは実業団の熊谷組でプレー、母・久美さんは83年世界選手権に出場した日本代表。

 ◆NBAと日本人 1981年に身長218センチ(当時)の岡山恭崇がドラフトでウォーリアーズから指名を受けるもプレーせず。04年にサンズの田臥勇太が、日本人初のNBAプレーヤーとなった。14年には富樫勇樹(25、現千葉)がマーベリックスと契約を結ぶも、開幕前に登録を外れた。


スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

スポーツ報知の他の記事もみる
主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る

記事検索