張本、平野が悔しい銀 中国の壁破れず

ユース五輪 卓球 夏季ユース五輪第5日は10日、ブエノスアイレスで行われ、卓球のシングルス決勝で男子は張本智和(15)=エリートアカデミー=が王楚欽(中国)に、女子の平野美宇(18)=日本生命=が孫穎莎(中国)にともに敗れ、銀メダルだった。20年東京五輪でも実施されるスポーツクライミングの男子複合では土肥圭太(17)=神奈川・平塚中教校=が金メダル、田中修太(18)=新潟・直江津中教校=が銀メダルをそれぞれ獲得し、日本勢が上位を独占した。

 日本卓球界期待の2人が、王国・中国の壁に阻まれた。15歳で日本選手団主将の大役を任された張本は相手のサーブに的を絞れず、1―1で迎えた第3ゲームは開始から10連続失点。持ち味を発揮できないまま敗れ、「今後の大会で金を取っても、この銀の悔しさは変わらない」と唇をかんだ。

 張本は世界ランク8位で、王は105位。その数字だけなら差はあったが、中国でも次世代ホープと期待される存在だけに力は持っていた。「五輪」の名前を冠した大会への思いが強かった張本は「一生に一度のユース五輪。今回取れなければ二度と取れない」とあえて自分に重圧をかけてきただけに、悔しい結果となった。

 危なげなく勝ち上がってきた平野も決勝は同じ2000年生まれの孫穎莎に競り負けた。昨年の世界ジュニア女王には、これで3勝3敗。日本女子シングルス初の銀メダルにも「あと一歩、二歩というところで負けた試合。金メダルを目指していたので、すごく悔しい」と肩を落とした。ともにシングルスで目標の金には届かなかった2人だが、12日から混合団体を組み、雪辱を期す。


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