柔道・井上康生監督が約200人の前で「覚悟」を講義 「スーツのベルト忘れた」に会場は笑い

柔道・井上康生監督が約200人の前で「覚悟」を講義 「スーツのベルト忘れた」に会場は笑い

 2000年シドニー五輪柔道男子100キロ級の金メダリストで全日本男子の井上康生監督(40)が8日、都内で東京五輪出場を狙う選手や関係者に向けて「覚悟」「熱意」「創意」「誠意」と4つのテーマを掲げて講義を開いた。この講義はオリンピアンが登壇する企画で、今回で第8回を迎えた。

 井上監督は、冒頭でいきなり「正直言って、この仕事引き受けるべきではなかったと心から思います」と語り、全8回で最も多い6つの五輪競技、2つのパラリンピック競技団体から約200人の視線を集めた。リオ五輪銅メダルの三宅宏実(32)=いちご=の姿もあった

 ジャージー姿の井上監督。「実はスーツで登壇する予定だったのですが、緊張のあまり、ベルトを忘れてしまって…選手には日頃から”準備”が大事と言っているのですが、きょうは完全に準備不足でした」と弁明すると会場は静かな笑いに包まれた。

 井上監督の希望で、参加者は柔道以外の競技選手、関係者に限られた。「(他の競技の人とふれあう機会に)私自身も非常にいい経験になった。これから選手間同士が横のつながりを持って、コーチ間同士も色々と意見交換をする時間が増えればいい」とうなずいた。

 最後に報道陣から監督として、今月末のグランドスラム大阪(23〜25日)について問われると「現実に戻って胃が痛くなった」とおどける場面も。「五輪に向けての最終スタートが始まった。誰が代表に選ばれてもしっかり勝てる準備をしたいし、代表選手と『代表にふさわしい』と言ってもらえるチームを作りたい」と力強かった。


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