【尾車親方の目】鶴竜、絶えず立ち合いで踏み込み圧力かけ続ける

【尾車親方の目】鶴竜、絶えず立ち合いで踏み込み圧力かけ続ける

◆大相撲秋場所4日目 ○鶴竜(肩透かし)逸ノ城●(11日・両国国技館)

 突っ張ってきた逸ノ城を鶴竜が鋭い踏み込みで封じた。右を差して逸ノ城が右を探った瞬間に切れ味鋭い肩透かし。うまさが光った。初日からの決まり手を見ると肩透かしとはたき込みで勝負を決めている。「横綱なんだから前に押し切る相撲が見たい」とファンの方が思う気持ちも理解できるが、私には上々の滑り出しに映っている。鶴竜は絶えず立ち合いで踏み込んで圧力をかけている。だからはたき込みが決まるのだ。

 それにしても鶴竜の頭からの立ち合いには頭が下がる思いだ。胸を出して相手を受け止める立ち合いは絶対にしない。186センチ、161キロ。決して大きくない体を自覚しているのだろう。綱を張ってからもぶれない気迫が鶴竜の真骨頂でもある。課題は劣勢になった時に見せるバタバタとして弱気な引きをどう封印できるかにかかっている。(スポーツ報知評論家)


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