羽生結弦、ぶっちぎりSP首位 きょう23日フリーもノーミスで世界最高得点だ

羽生結弦、ぶっちぎりSP首位 きょう23日フリーもノーミスで世界最高得点だ

◆フィギュアスケート グランプリシリーズ 第6戦 NHK杯 第1日(22日、北海道・真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 男子ショートプログラム(SP)は五輪連覇の羽生結弦(24)=ANA=がノーミスの演技で世界最高得点の自己ベストに1・19点に迫る109・34点をマークし、首位発進。2位のケビン・エイモズ(22)=フランス=に17・87点の大差をつけ、スケートカナダに続くGP連勝に王手をかけた。23日のフリーもノーミスをそろえ、ネーサン・チェン(20)=米国=の世界最高得点323・42点超えを狙う。

 かみしめるように目をつぶった。揺れる日の丸。全身で声援を浴びた羽生は、右手を胸に当てうなずいた。「皆さんの応援を受け止め切れたよ」。3年ぶりのNHK杯で、ノーミスの「秋によせて」を日本のファンに届けた。昨季ロシア杯でマークした世界最高得点110・53点の自己ベストに1・19点に迫り「及第点を与えられる演技。正直ちょっと悔しいが、まずはほっとしたというのが一番」。演技後はつかの間、緊張を解いた。

 冒頭の4回転サルコーで出来栄え点(GOE)3・74点を引き出すと、難しい入りからの3回転半は9人中7人が満点をつけた。連続トウループは最初の4回転の着氷が流れかけたが、「どんな体勢からでも(3回転を)つけてやる」。強い意志で、3回転まで持って行った。この日はジスラン・ブリアンコーチの57歳の誕生日。演技後に島田高志郎のコーチのステファン・ランビエル氏から「あのトウループは絶対に跳ぶと思っていた。今日はジスランの誕生日だもんね」と声をかけられると笑みが漏れた。

 朝の公式練習では珍しく4回転トウループに苦戦した。曲かけでもジャンプミスが続いた。羽生が選択した修正法は想像力に満ちていた。練習終盤、18年平昌五輪の金プログラムで、昨季ルール改正前の世界最高得点(17年オータムクラシックの112・72点)の「バラード第1番」のスタートから滑り始めた。頭の中で曲を奏でながら4回転サルコー、4回転―3回転の連続トウループまで決めていった。「いいイメージがある『バラ1』のサルコー、トウループをやって、感覚良く終わろうと思った」と理由を明かした。

 スケートカナダは今季世界最高となる322・59点で、チェンの世界最高に0・83点に迫った。NHK杯は15年に当時の世界最高得点322・40点を記録した思い出の大会。「スケートを見てくださる方々が『羽生結弦はこうだよね』って期待してくれるから、強くなりたいと思える」。「Origin」でもノーミスをそろえ、4年前の“再現”を果たす。(高木 恵)

 ◆羽生に聞く

 ―ノーミスだが、悔しいというのはどこ。

 「フライングキャメルスピンがうまくいかなかった。ステップもスピンももっとスピードを出せたし、もっと出来ました」

 ―今季ベストのスケートカナダでの得点は重圧か。

 「プレッシャーです。めちゃくちゃ気持ち悪い(笑い)。キスクラ(得点を聞くキスアンドクライ)で『あ、シーズンベストじゃないんだ。もっと頑張らなきゃ』と思いました」

 ―演技後の自身の拍手は?

 「(12―13年から2季使った)『パリの散歩道』から、SPでいい演技をした時は拍手をするルーチンがあるので、拍手をしました」

 ―緊張とどう向き合った?

 「曲をすごい感じようと思っていました。緊張しても会場が変わっても曲だけは変わらない。感情を入れると、ジャンプが自分のテンポではなく曲のテンポになり、難しいところなんですけど、僕のフィギュアスケートはそういうところが一番大事。それが出来て僕は羽生結弦って言える」


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