負傷右膝で出場の丸山城志郎、内定逃し「悔しい」

負傷右膝で出場の丸山城志郎、内定逃し「悔しい」

◆柔道 グランドスラム大阪大会 第1日(22日・丸善インテックアリーナ大阪)

 男子66キロ級で17、18年世界王者の阿部一二三(22)=日体大=が2年ぶりの優勝を飾り、20年東京五輪代表に望みをつないだ。決勝で今夏の世界選手権優勝の丸山城志郎(26)=ミキハウス=を下し、内定を阻止した。女子52キロ級で世界選手権V2の妹・詩(うた、19)=日体大=は決勝でブシャール(フランス)に敗戦。シニアの国際大会で初めて海外選手に屈し、今大会での五輪代表内定を逃した。

 勇気ある挑戦にも、待っていたのは悔し涙だった。丸山は絞り出すように「悔しいです。負けは負け」と言い、「100%の出来じゃなくても、しっかり対応しないと。まだまだ甘い」と自分を責めた。「心技体、全部、強くならないと…」。口を真一文字にすると、両目がみるみるうちに赤くなった。「しっかり、稽古を積んで…」とうつむき、「応援してくれた周りの人を喜ばせるような、恩返しできるような結果を…」と言って涙をためた。

 8月の世界選手権では阿部一に準決勝で3連勝。世界の頂点に立った丸山は、今大会に優勝して強化委員会で委員の3分の2が賛成なら来年の東京五輪代表が決まるはずだった。同選手権で痛めた右膝は完治していない。大事を取って欠場も選択肢にしてよかったが、丸山は一気に決めに出た。「出なかったら、また違う結果にはなっただろうけど…。実質練習できたのは1か月」。所属するミキハウスは大阪、母校・天理大も奈良。“地元”の期待にも応えたかった。

 だが、すぐに顔を上げた。「今日は僕がただ弱かっただけ。誰にも負けないような選手になる。次は負けない」。父・顕志さん(92年バルセロナ五輪7位)との父子五輪出場を決めるまでは、この日徹底的に防がれた内股をかけ続ける決意だ。(谷口 隆俊)


スゴ得でもっと読む

スゴ得とは?

関連記事

おすすめ情報

スポーツ報知の他の記事もみる

あわせて読む

主要なニュースをもっと見る
社会のニュースをもっと見る
経済のニュースをもっと見る
政治のニュースをもっと見る
国際・科学のニュースをもっと見る
エンタメのニュースをもっと見る
スポーツのニュースをもっと見る
トレンドのニュースをもっと見る
生活術のニュースをもっと見る
地域のニュースをもっと見る

スポーツ アクセスランキング

ランキングの続きを見る

スポーツ 新着ニュース

新着ニュース一覧へ

総合 アクセスランキング

ランキングの続きを見る

東京 新着ニュース

東京の新着ニュースをもっと見る

東京 コラム・街ネタ

東京のコラム・街ネタをもっと見る

特集

特集一覧を見る 動画一覧を見る

記事検索

トップへ戻る