◆第98回全国高校サッカー選手権 最終日 ▽決勝 静岡学園3―2青森山田(13日・埼玉スタジアム)

 本当にいい試合だった。青森山田は勝負強かったし、全体のバランスが良い堅実なチームだった。それでも静岡学園が勝てたのは、最後まで積極的にドリブルで仕掛ける自らのスタイルを貫き通したから。決勝点につながったFKは、MF小山が2人の間を強引にドリブルで抜きに行ったから獲得できた。勝つには、相手の想定を上回っていくことが必要だと示してくれた。

 2得点を奪ったセットプレーはしっかり練習していたし、危ない場面ではクリアを選んでいた。勝つために必要な要素を身に付けたからこそ、頂点にたどりつくことができた。

 今大会は決勝の2チームだけでなく、フットサルで技術を磨いた帝京長岡が準決勝に進むなど、様々なスタイルがあって面白かった。一時はJクラブのユースと差があったが、指導者がいろんな工夫をして盛り返してきた。大きな変化があった大会だった。(スポーツ報知評論家)