大相撲の大関・朝乃山(27)=高砂=が、日本相撲協会が定める新型コロナウイルス対策ガイドラインに違反した問題で、先代師匠の錦島親方(元大関・朝潮)が協会を退職する意向であることが10日、関係者の話で分かった。引責のためとみられる。

 錦島親方は昨年11月に師匠を高砂親方(元関脇・朝赤龍)と交代。同12月に定年の65歳を迎え、再雇用制度で参与として協会に残っている。関係者によると、問題の調査を進めたコンプライアンス委員会では、師匠交代後も先代が部屋に住んで高砂親方が通う部屋の在り方が議論になった。錦島親方は現役時代に強烈なぶちかましで人気だった。引退後は親方として元横綱・朝青龍を育て、不祥事の対応にも追われた。

 一方、協会は11日の臨時理事会で朝乃山の処分を決める。部屋関係者によると、朝乃山は引退届を出しているという。昨年7月場所前と場所中に外出して会食した当時幕内の阿炎も引退届を提出したが、協会預かりに。その後、3場所出場停止などの処分となった。朝乃山も長期出場停止などの厳罰が見込まれる。

 朝乃山は不要不急の外出が禁止されている期間のキャバクラ通いを週刊誌に報道され、当初は否定したが、その後に認めた。5月の夏場所を途中休場し、名古屋場所(7月4日初日・ドルフィンズアリーナ)はカド番。大関という番付や虚偽報告を考えると、4場所以上の出場停止の可能性も考えられる。そうなれば幕下以下に転落となる。