◆大相撲 ▽九州場所12日目(24日・福岡国際センター)

 昭和の大横綱の孫で平幕・王鵬(大嶽)は、元横綱・朝青龍を叔父に持つ関脇・豊昇龍(立浪)をはたき込みで下し、10勝目を挙げた。1敗で単独先頭だった関脇を引きずり下ろし、賜杯レースでは王鵬、豊昇龍、平幕・高安(田子ノ浦)の3人がトップに並んだ。

 同じく18年初場所に初土俵を踏んだ同期・豊昇龍との立ち合いは、頭でぶちかまして互角。相手に下からあてがわれてやや引いたが、誘い込んだ土俵際で追撃のはたきがさく裂した。同期との大一番を制し、「引いてしまう相撲になったけど、めちゃくちゃいい立ち合いができた」と手応えを口にした。

 初の幕内後半戦で相撲を取った22歳は「小さい頃から夢見ていた上位の土俵で相撲を取れて、優勝にも絡んでいけるのがうれしい。(V争いは)燃えますし、毎日がすごい楽しいです」と気分は上々。祖父・大鵬、父の元関脇・貴闘力に続く史上初の3世代Vへ、勢いそのままに突っ走る。