女子サッカー・ＷＥリーグは１９日に、前半戦の大一番となる首位・ＩＮＡＣ神戸と３位・日テレ東京Ｖが味の素フィールド西が丘で対戦する。日テレ東京Ｖの公開練習が１５日に川崎市多摩区の「ヴェルディグラウンド」で行われ、女子日本代表ＦＷ植木理子（２３）が自身のゴールで勝ち点差を縮める勝利を誓った。

　日テレ東京Ｖは１月の皇后杯決勝で、植木の２ゴールなどでＩＮＡＣ神戸に４―０で快勝して優勝した。リーグ戦では勝ち点６差で追っているが今季初対戦。１９日に勝って勝ち点差を３に縮めれば、後半戦で逆転２冠へ勢いが付く一戦となる。

　この日は約１時間半のトレーニングで調整した。皇后杯８発で得点王の植木は「（直接対決で）負ければ勝ち点で６が開くようなもの。みなさんには皇后杯（決勝での快勝）が頭にあるかもしれないけれど、大会が違えば全然違う。勝利のために一歩ずつ結果を積み上げていけたら」と意気込んだ。

　直近のなでしこジャパンメンバー計７人が所属していることもあり、西が丘での大一番は池田太女子日本代表監督（５２）も視察する。４月の欧州遠征、そして７月に開幕する女子Ｗ杯のメンバー入りに向けた貴重なアピールの場となりそうだ。植木は「まずはチームが勝つこと。最後、勝利チームがうちであることが一番。その中でＦＷなのでゴールを奪うこと。個人でのアピールにつながるし、チームのためになる。まずは自分のゴールで勝たせたい」と活躍を誓っていた。（田中孝憲＝＠ｓｐｈ＿ｔｎｋ）

　【試合情報】

　▽日テレ東京Ｖ（３位）―ＩＮＡＣ神戸（首位）

　▽３月１９日午後２時（東京・北区「味の素フィールド西が丘」）

　▽チケット　ＷＥリーグチケット公式サイト「ＷＥリーグチケット」で販売中。

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