◆パ・リーグ 日本ハム4×―3ロッテ(19日・エスコンフィールド)

 日本ハムが今季2度目のサヨナラ勝ち。貯金を再び1とした。これで5カード連続の初戦白星。今季初昇格した清宮幸太郎内野手が同点の9回先頭で右翼線に二塁打を放ち、劇勝を呼び込んだ。新庄剛志監督の試合後の主な一問一答は以下のとおり。

―劇的な展開だった。

「去年はこういうゲームをことごとくね、逆転されて負けるケースが多かったんですけど、この2年間で全員が成長しまくって、こういうゲームを勝ち取る選手に感謝しています」

―清宮がいい働き。

「やっぱ彼が打つと、球場全体が盛り上がるし、たまに抜けていますけどね(笑)。しっかりとツーベースを打ってくれて、チャンスを作ってくれましたね」

―申告敬遠で加藤豪を代打で起用した。

「フリーバッティングから調子がいいし、こういう場面で何かをしてくれる選手の一人なので送り出しました」

―先発の伊藤大海は。

「もうずっといいピッチングしているんでね、心配していないですけど、今日に関してはちょっと2ストライク追いこんでから急ぎすぎているのかなという印象はありました。こういう結果になったので、また彼も考えてやっていってくれると思います」

―レイエスに本拠地1号。

「ねえ! もうちょっと左の(当てたら賞金111万円の)新庄ボードに行け行け行けって思いましたけどね。ハハハ。徐々に日本の野球に慣れてきて、タイミングの取り方も良くなって、とてつもない打球、ボール割れるんじゃないかなっていう。フフフ。うれしかったです。本当にうれしかったです」

―2安打の水野もいい働き。

「いや彼ね、打つ打たないよりも守備がすごくいいので今年は。守り勝つという意味でも彼は外せない存在になりつつありますね」

―勢いに乗る勝ち方。

「こういう勝ち方をしてくれるだろうなとシーズン最初に思っていたので、そんなに驚きはないかなって。はい。マウス。ハハハハハ」

―チームの粘りがすごい。

「初戦をずっと取っているでしょ。それが大きいですね。明日、明後日と、3ついきたいですね〜。なんとか明日もう1回、今日みたいなゲームをファンのみんなに見せたいと思います」

―清宮が最後に仕事を。

「1本出てね、本人が一番ほっとしているんじゃないですか。相性良かったんでね。(打順を)1番、2番で考えたんですけど、キャンプ中にけがしたので7番にしようと。ハハハ。楽な場所でちょっと。いい場面で回ってきたじゃないですか」

―万波にバントをさせた。

「今年は誰でも、バントでもエンドランでもあるよって。1点、向こうが防げない点の取り方をするよ、ということを今日も試合前のミーティングで言ってもらって。やっぱりああいう場面で塁を進めて、4番が決めたりする場面では、もちろん外国人の選手もそういう風にやらせるときはやらせるし。横浜高校すごいバントの練習しているから期待したんですけどね。去年もさせたんですよ。キレイにバント成功させてくれたので」

―3回は上川畑が四球、水野がエンドランでセカンドゴロを打って二塁に進めた。

「そうそうそう! (1番の)郡司くん勝負だと思って。郡司君に決めてもらうという」

―ここまで接戦を取れているのはキャンプ中からの争いがいまだに続いているから。

「本当のレギュラー争いですよね。去年は1軍争いだったけど、今年はもうレギュラーとして。もうポンって突き抜けたら、セカンドにしても変えないし。今日、例えば上川畑くんが3本、4本打っていい守備してたら、明日もあるし。データ抜きにしてね」

―これで5カード連続で初戦勝利。

「まだ長いし。こんないい試合がずっと続かないですよ」

―今日も全然ファンの方々は帰らない。

「期待してくれているからですよ。面白いチームになってきているし、本当強いチームになってきてますよね」