◆JERAセ・リーグ 広島―巨人(20日・マツダスタジアム)

 巨人の井上温大投手が広島戦で今季初先発に臨み、4回63球を投げて5安打4失点、1奪三振で降板した。

 初回、連続安打などで2死満塁。6番・上本に投手強襲の適時内野安打で先制を許すと、なお2死満塁で7番・会沢に走者一掃の中越えの適時二塁打を浴びて、初回から4失点。

 それでも2、3、4回は、最速149キロを計測した直球やスライダー、フォークなどでそれぞれ3者凡退に抑えた。5回の打席で代打を送られて降板となった。

 井上は今季は開幕2軍だったが、5日に1軍に昇格。前回13日・広島戦(東京D)では先発した堀田の2番手として0―0の5回から登板し、2回無安打無失点と好投し、今季初の先発のチャンスが巡ってきた。「せっかく頂いたチャンス。長いイニングというより一人一人の打者をしっかり打ち取っていくことに集中して投げていきたいと思います」と意気込んでいたが、悔しい結果となった。

 降板した井上は「立ち上がりに大量得点をゆるしてしまい、先発投手の役目をはたせずに悔しいです」とコメントした。