◆JERAセ・リーグ 阪神15―2中日(20日・甲子園)

 阪神が先発全員の14安打で今季初の2ケタ得点を奪い、1分けを挟み5連勝とした。2位に浮上し、首位の中日と0・5ゲーム差。13日敗れて今季最大の4差となってから、ちょうど1週間で一気に接近した。

 初回2死二塁で大山が中前へ先制打。4番が2試合連続打点を挙げると、逆転を許して迎えた2回に今季最多の一挙7得点で一気に優位に立った。無死満塁から大竹の適時打で同点とすると、なおも満塁で近本が勝ち越しの中犠飛。森下の適時打、大山の犠飛、佐藤輝の適時打などで加点した。今季2度目のクリーンアップがそろって打点を記録。この回までに今季最多8得点を奪うと、6回に途中出場の前川の2点打で2ケタ得点に乗せた。2日前まで球団ワーストタイ記録の10試合連続2得点以下を記録していたのが、うそのよう。途中出場の前川も自己最多4打点を稼ぐなど、3試合連続の2ケタ安打とした。

 先発の大竹は2回までに6安打を浴びる不安な立ち上がりだったが、援護をもらって立ち直った。3回以降は無失点。7回8安打2失点で2勝目を挙げた。