◆サッカー男子パリ五輪アジア最終予選兼U―23アジア杯 ▽準々決勝 日本ーカタール(25日・ドーハ)

 1次リーグを2位通過した日本は、準々決勝で開催国のカタールと対戦した。

 開始2分、FW山田楓喜の左足強烈ミドルシュートで先制。だが、前半24分に自陣左サイドからの相手クロスをFWラウィにヘディングでゴール右へ同点ゴールを浴びた。前半42分にはカタールのGKアブドラハにレッドカードが突きつけられ、一発退場。

 相手が1人少ない数的有利の中、1―1の後半4分にカタールのFKからMFアブドルサラムが豪快なヘディングシュートで逆転ゴールを奪われた。だが、日本は1―2の後半22分、右CKからDF木村誠二がゴール前で打点の高いヘディングシュートをゴール左へ決めた。

 延長前半11分、MF藤田譲瑠チマの縦パスを受けたMF荒木遼太郎がペナルティーエリア内右へパスを送り、FW細谷真大がワントラップから右足で逆転ゴールをマークした。今季J1でも無得点が続き、今大会も決定機を外し続けていたエースがついに待望の一発を決めた。

 負ければ1992年バルセロナ五輪以来の予選敗退となる一戦。勝てば8大会連続五輪に王手をかけ、準決勝でイラクとベトナムの勝者と対戦する。