◆プロバスケットボール男子 ▽Bリーグ 宇都宮85―74千葉J (28日・千葉ポートアリーナ)

 東地区で、宇都宮が千葉Jに85―74で勝ち、3季ぶりの地区優勝を決めた。賞金1000万円を獲得した。

 試合は第1クオーター(Q)、宇都宮が3点のリード終了。第2Qは序盤、26―19と点差を広げるも、そこから千葉Jの日本代表・富樫勇樹に3ポイント(3P)を許すなど追いつかれ、勝ち越しを許した。以降は一進一退の攻防に。残り1分を切って、千葉Jのムーニーに3Pを決められ4点差とされるも、直後、日本代表・比江島慎がファウルを受けながらシュートを沈め、獲得したフリースローも成功。前半は両者譲らず、43―42の千葉Jリードで終えた。

 第3Qは、終盤に宇都宮が勢いに乗り、遠藤祐亮の3Pで59―51、またスチールからニュービルの速攻などで一気にリードを奪った。第4Qもじわじわと差を広げ、最後は11点差で勝利を収めた。

 この日、13得点した比江島は「前半で相手のペースなりそうなときでも我慢し、もう一つギアを上げて自分たちのペースに出来た。この試合で優勝決められて良かった」と喜んだ。また、最多21得点のニュービルは「ファンのみなさんのための東地区優勝。喜びたいが、ここがゴールではない。CS優勝に向かってこれからもやっていきたい」とした。

 Bリーグは5月6日にレギュラーシーズンが終了し、5月10日から日本一を決めるチャンピオンシップ(CS)に突入する。