◆JERAセ・リーグ 中日0―0広島=延長12回=(28日・バンテリンD)

 広島は延長12回0―0で引き分けた。4日以来となる貯金1はお預けとなった。

 相手先発の右腕・高橋宏に対し、野手8人全員が左打者というオーダーを組んだ。代打の切り札の松山を今季初スタメンで4番に。新井監督は「キク(菊池)を休養させるためで、全員左でいくぞ、っていうわけではない」と説明したが、7回まで3安打に抑えられ、二塁を踏んだのは、3回の秋山の二塁打による1度だけ。7回は先頭の松山が安打で出塁したが、5番の坂倉がスリーバント失敗の三振(ファウル)でチャンスを広げられなかった。

 延長戦に入ってからは毎回安打が出たものの1安打ずつの散発。三塁を踏むこともできずに、引き分けに終わった。それでも、新井監督は「点は取れなかったけど、各打者がすごくいいアプローチができていた」と前向きに話した。