◆米大リーグ ヤンキース―タイガース(5日・米ニューヨーク州ニューヨーク=ヤンキースタジアム)

 ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が5日(日本時間6日)、本拠のタイガース戦で5試合ぶりの7号本塁打を放った。

 4日の同じカードでの7回1死、フルカウントから左腕ホルトンの外角球を見逃したが、ブラックリー球審の判定はストライク。「まさか」といった表情のジャッジは、不満を口にしながらベンチに戻ろうとしたが、それを聞いたブラックリー球審が「退場」の宣告。退場は自身初、ヤンキースのキャプテンとしては1994年、ドン・マッティングリー以来だった。

 そんな怒りもあってか、この日の1回、第1打席で左腕エースのスクバルの真ん中低めの97マイル(約156キロ)の直球を強打。打球は176キロのスピードで、右翼席中段に突き刺さる飛距離122メートルの7号となった。

 ジャッジは二塁手前で右手を突き上げるもダイヤモンドを淡々と回り、ベンチに戻ってナインの祝福で初めて笑顔を見せた。