日本ハムの加藤貴之投手(31)は17日、今季3勝目を懸けて先発する18日のロッテ戦に向け、ZOZOマリンでランニングやキャッチボールなどの最終調整を行った。

 ロッテとは今季4度目の対戦。開幕カードの3月30日(ZOZO)は6回3失点で敗れたが、4月21日(エスコン)では完封勝ち。前回11日の対戦(エスコン)でも、7回無失点の快投を演じて2勝目をマークしている。

 中6日での再戦は敵地のマウンドになるが、「状態は悪くない。前回は四球もなく、思ったところにある程度投げられた。田宮の配球もよかったので、また捕手と話をして頑張りたい」と、連勝に自信をのぞかせた。

 昨季もロッテ戦は3勝1敗の“カモメキラー”は、“ミスターメイ”の顔も持っている。昨年5月は4試合に登板して3勝0敗、防御率0・30とほぼ完ぺきな成績で、自身初のパ・リーグ月間MVPを獲得している。

 開幕から3連敗と出遅れた今季も、5月は2試合で1勝1敗、防御率1・38と上り調子だ。「体がやっとしっくりきてるのかな。本当は開幕から全力でいかないといけないんだけど」と、手応えを強調。予想最高気温28度のデーゲームは暑さとの戦いにもなりそうだが、「気合で頑張ります」と笑った。

(星野 和明)