◆明治安田J1リーグ▽第15節 京都0―5広島(19日・京都サンガスタジアム)

 京都は5失点を喫し、5連敗となった。無得点試合は今季7度目(1分け6敗)。いまだホームゲーム未勝利だ。一方、広島は3月に新潟から電撃移籍したMF新井直人が自身初の1試合3ゴールをマーク。チームは22年8月20日のG大阪戦以来、リーグでは今季最多の5得点で7試合ぶりに勝ち点3をつかんだ。

 前半9分、ショートカウンターでMF川村拓夢が先制ゴールを奪うと、その3分後にはゴール前でフリーだった新井がネットを揺らした。前半25分には左CKからMF志知孝明の低いクロスに一番手前でいた新井がニアで頭を合わせた。京都はGKク・ソンユンのビックセーブに助けられながらも、3点を奪われ苦しい展開のまま後半を迎えた。

 後半8分には京都のFW原大智が取りドリブルでペナルティーエリアに進入するも、シュートは相手DFにはじかれた。その直後の同10分、広島のMF松本泰志が左足を振り抜き4点目。後半24分には、広島がFKを獲得し、キッカーを務めた新井が直接ゴールを狙った。GKが反応し、ワンタッチするも、ゴールへ吸い込まれ、ハットトリックを達成した。京都は1点も奪えず、サポーターにまたもホームでの勝利を届けられなかった。