◆関西学生野球春季リーグ戦 ▽第7節3回戦 関学大4―1同大(20日・大阪市南港中央)

 関西学生野球は第7節の3回戦が行われ、関学大が6季ぶり16度目(旧リーグ含む)の優勝を決めた。

 初回、無死一、三塁で福谷宇楽遊撃手(2年=社)の内野ゴロの間に1点を先制すると、3回1死一、二塁では杉本舜中堅手(3年=関大北陽)が左中間へ適時二塁打を放ち、2点を追加した。さらに6回2死から馬場和輝一塁手(4年=鶴岡東)が左越えソロ弾。投げては飯田泰成(2年=春日)が5安打1失点で完投し、2勝1敗で同大から勝ち点を挙げた。

 関学大は22年秋、23年春秋は、3季連続5位と低迷。今季は開幕節・近大戦で勝ち点を落としたが、第2節・立命大との初戦をサヨナラ勝ちして勢いに乗ると、7連勝で18日に優勝へ王手をかけた。19日の2回戦は敗れてV持ち越しとなったが、この日は序盤から優位に試合を進め、現広島・黒原拓未を擁した21年春以来の優勝を手にした。

 これで、3年ぶり7度目の全日本大学選手権(6月10〜16日・神宮、東京D=報知新聞社後援)出場が決まり、初戦で共栄大(東京新大学)と対戦する。