日本バドミントン協会は21日、都内で会見し、今夏のパリ五輪日本代表内定12選手を発表した。

 昨年5月から今年4月までの五輪選考レースで、日本は全5種目で出場枠を獲得した。男子シングルスは世界選手権銀メダルで世界ランキング5位のエース・奈良岡功大(NTT東日本)、同12位の西本拳太(ジェイテクト)の2人の初出場が決まった。

 女子シングルスは世界ランキング4位の山口茜(再春館製薬所)が、16年リオデジャネイロ、21年東京大会に続く3度目の出場。同11位の大堀彩(トナミ運輸)は初出場となる。

 男子ダブルスは世界ランキング6位の保木卓朗、小林優吾組(トナミ運輸)が初出場となる。

 女子ダブルスは世界ランキング4位のエースペア、志田千陽、松山奈未組(再春館製薬所)が初出場。同7位の永原和可那、松本麻佑組(北都銀行)は東京大会に続く2大会連続出場となった。

 混合ダブルスは前回の東京大会銅メダルの渡辺勇大、東野有紗組(BIPROGY)が2大会連続で出場する。

 朴柱奉(パク・ジュボン)ヘッドコーチは「五輪開幕まで2か月になりましたけど、協会派遣の最後の試合がシンガポール、インドネシアのスーパー1000の大会が残っている。しっかりシード権をもらって、有利に五輪の試合ができるように。(メダル1つに終わった)東京五輪のリベンジができるように頑張っていきたい」と意気込んだ。